ワインビネガードリンク『ナイ酢』 北海道ワインが発売


naisu.jpg 北海道ワイン株式会社(朝里側温泉1・嶌村彰禧社長)では、北海道産ナイヤガラ葡萄を使用した新商品「ナイ酢ワインビネガードリンク(100ml 263円)」を、7月24日(火)から、道内限定で発売した。
 同社は、国産葡萄を使用したワイン会社では日本で最大。2007年に、葡萄が北海道の地域資源の指定を受け、「地域資源活用型研究開発事業」に選定され、新たな商品開発の研究がスタートした。ワインの製造過程で出る皮・種・澱(オリ)の部分には有効性が残っているため、活用できないかと、「ナイ酢」に配合しているワインビネガー「ナイヤガラ」を製造した。
 このワインビネガーは、北海道2010年産ナイヤガラ単独の葡萄100%を使用し、ビンテージを名乗れる希少なもので、北海道のワイナリーとしては、初めてのワインビネガー。
 同ドリンクは、生葡萄果汁を取り入れ、口全体に広がる葡萄の香りがすっきりとした飲み口で、1本で大さじ1杯分の酢を気軽に摂取できる。生産予定本数4万本(初回ビン詰め)、年間10万本を予定し、いずれは全国展開したいとしている。ナイヤガラ葡萄は、余市、仁木、小樽を中心に、道内のナイヤガラ100%を使用している。
 同社営業本部・岸直行次長は「ノンアルコール商品が伸びており、北海道産の葡萄を使い、市場の変化に対応していきたい。来月香港で開かれる『ナチュラルフードエキスポ』へ参加し、アジアへ向けても発信したい」と話していた。