運河と倉庫のスケッチ会 親子で熱心に写生


ungasketch1.jpg 照り返す日差しが暑い中、7月8日(日)、今年で4回目を迎える「親子のスケッチ会ー運河と倉庫2012」が開かれ、5組の親子を含む44名が参加した。主催は小樽再生フォーラム。
 小樽再生フォーラムは、1985年に設立し、町並みに関係する催しや講演会を開き、町並みを保存することによって、町の維持・発展を目的とし、約30名の会員がいる。
 同会篠崎恒夫代表は「小樽は、運河と倉庫のスケッチ会には最高の場所。スケッチ会を通して小樽の町の歴史を認識し、後世に伝えてもらいたい。今後、50名以上の参加を期待している」と話した。
ungasketch2.jpg 参加者は、自分の描きたい場所を確保し、暑さに耐えながら、運河や倉庫郡をじっくり眺めスケッチしていた。松ヶ枝中学美術顧問と市内で絵画教室を開く松本公子さんは、アドバイス役として参加していた。
 13:00までに描き上げ、14:00から運河プラザ3番庫(色内)で、小学生の部、中学生の部、大人の部の分かれて、表彰式が開かれた。
 山田守之(洋画家)審査委員長は「小学生の部から審査し、みんな上手で悩んだ。中学生の部の審査の対象として、楽しんで描いたもの、対象物をどれくらい観察したかを見て選考した。大人の部は全員入賞。1等の作品は、楽しみながら表現している。昨年よりも参加枚数が多く、一生懸命に描いてくれた」と講評を述べた。ungasketch3.jpg
 桜小学校6年生の米澤慶子さんは、小学生の部で1等を受賞し「初めて参加し、難しかったが楽しかった。赤レンガの倉庫を描き、ガス燈が難しかった。絵を描くことが好きで、はっきり描こうと思い仕上げた。1等になりうれしく思う」と嬉しそうに話した。
 第1回目から参加し、中学生の部で1等を受賞した、長橋中学校1年生の京野里虹さんは、4年連続1等の受賞となった。受賞者には、賞状と賞品が配られ、1等には、5,000円相当の画材か図書券のどちらかが贈られた。
 入選した作品は、7月9日(月)から13日(金)までの11:00〜16:00、道新展示スペース・オアシスで展示される。