7月は海の月間 『マリン・フェスタin小樽』開催


 夏の3連休の中日の7月15日(日)は、朝から夏の日差しが照りつける絶好の海日和となった。海と関連するイベントが開催され、家族連れが繰り出し、賑わいを見せていた。
 7月の海の月間の関連事業のひとつとして「マリン・フェスタin小樽」が、7月15日(日)10:00から16:00まで、小樽築港臨海公園、小樽港マリーナ、ウイングベイ小樽・小樽築港駅、新日本海フェリーターミナル、勝納埠頭西端などで、参加20団体で開かれた。
 マリンレジャーの振興とマリンスポーツの事故防止に向けた啓発活動を目的として、平成15年に始まり、今年で10回目を迎えた。小樽の夏のイベントとして定着し、多くの市民や札幌近郊からの参加者が多い。
 貯木場水域臨海公園では、ボート、イカダ、カヌーなどの乗船会が開かれ、長蛇の列となった。今年で4回目の参加となるマリスクラブ北海道(菅根等代表)では、船外機付きボート5艇でスタッフ30名が対応。インストラクターの指導で参加者自らが操縦でき、1分半の乗船を楽しむことができた。昨年は400人が体験したが、今年は好天に恵まれ、約500名が参加した。

 小樽港マリーナでは、モーターボート、クルーザーボート、ヨットの体験乗船会や、ヨットハーバーをバックに「マリンフェスタinオールディーズライブ」(浅草橋オールデーズナイト実行委員会)を開催。札幌、小樽の6バンドが、11:00から15:30まで演奏し、会場では、生バンド演奏をくつろぎながらが聴いていた。フリーマーケットや屋台が並び、多くの人々が楽しんでいた。
 センターハウス内の小樽水産高校(若竹9・村松裕史校長)による缶詰販売は、800缶を用意。開店30分で完売となる人気で、1番は「ほたてのマヨネーズ」・「さんまの蒲焼」など。この日を待っていた来場者もいる程で、リピーターも多い。次回の販売は、今月の学校祭を予定している。
 小樽海上技術学校(桜3・奥田宣夫校長)では、ノットボード作りを800セット用意。5種類のロープワークの見本を制作するもので、生徒27名がボランティアで参加し、来場者に細かく指導していた。小樽市消防本部では「AED」を使用した応急手当講習会を開いていた。
 特設会場勝納埠頭西先端では、小樽海上保安部による巡視船「しれとこ」の船内一般公開が行われ、1,000人以上が乗船した。
 札幌在住の斎藤さん親子は「このイベントを知らなくて、初めて来た。こんなに楽しいイベントを知らなかったことが悔やまれる。子ども達はボートに乗ったりとても喜んでいた。昨年からアコースティックギターを習っている5歳の息子は、バンド演奏にも興味ある様子。お天気も良く、毎年も来ようと思う」と満足していた。