豊友会写真展 66点の自信作並ぶ


hoyukai1.jpg 第21回豊友会写真展が、7月29日(日)まで小樽市立美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。豊友会会員8名と特別出展フォートピア会員4名が1人5点ずつ、四つ切りやA4サイズの66点の作品を展示している。
 豊友会(太田照二会長)は、現在、会員9名。道新文化センターの修了者が集まり、年2回の撮影会と年1回の作品展を開いている。是非この機会に多くの市民に見てもらいたいと開催し、会員が撮影会に出かけた時のものを中心に出展している。
 同会では年々会員が減少し、今回初めての試みとして、太田会長が所属しているフォートピアの会員にも声をかけ、出展をお願いした。作品展を盛り上げるため、是非来年も協力をお願いしたいとしている。会場では、色鮮やかなカラー写真がずらりと並び、風景や祭りの人物など撮影者の自信作の発表の場となっている。
 今回、特別出展のフォトコンテストでなじみの紅露雅之さんは、コンテスト受賞作品5点を出展し、受賞したコンテスト名や撮影方法が書かれたカードも作品横に添えてある。雑誌の付録カメラに3色フィルターを付け、ルタオの前の交差点で面白い影を撮影した作品や、道庁前で桜吹雪と少女を絶妙なタイミングでとらえた作品は、桜文化芸術応援団「あなたの桜色2011」フォトコンテスト最高映像部門賞を受賞した。レンスを逆付けすると超マクロ撮影ができ、白熱光で撮影した「青色のとき」は、壁紙写真部「第1回彩フォトコンテスト」金賞を受賞した。
hoyukai2.jpg 紅露さんは「コンテストへ応募するために撮影することは、ボケ防止になる。今年も40点くらいコンテストに応募している」と話し、写真を発表するために撮影を楽しんでいる様子。
 同会・鹿戸芳之幹事長は「小樽の人」をテーマにした5点で、桜の季節、潮まつり、神輿、浴衣祭り、ひょっとこ祭りと、人物を取り入れた作品。「写真は趣味で生きがい」と話し、写友とともに撮影の日々を楽しんでいる。
 余市在住の若林進さんは、写真展を見て「皆さん、素晴らしい作品ばかりだと思う。昔は季節感があり、ハス葉氷がよく見られたが、これからは温暖化が進み、見られなくなるかもしれないので、小樽運河のハス葉氷は貴重な写真だと思う」と話した。