手話とうたごえで絆を 小樽元気つくり隊



 小樽元気つくり隊(守谷由美子代表)主催の「手話とうたごえ」が、7月28日(土)10:00から、潮まつり中央ステージで開かれ、65名が参加し、優しい歌声が会場に響いた。
 小樽元気つくり隊は、今年3月に、市内の銭湯やプールを会場に、年を重ねても自分の足で歩くことを目標とする運動教室を開いている健康応援社(小林恵里子代表)のメンバーが中心となり、東北の被災地の仮設住宅で、足湯ボランティアをしようと考え、手話と歌で人と人を繋ぐ絆を作ろうと立ち上げたもの。小樽を元気に、みんなと心で繋がる絆をつくり、手話とうたごえで元気の輪を広げようと、潮まつりのステージで1,000人で歌うことを目標に準備を進めてきた。
syuwasong.jpg ピアノ伴奏を、旧丸井今井通路アトリウムで、小樽出身で小樽を拠点に「名曲を後世に伝えたたい」と、金・土にストリートライブを開いている石谷嘉章さんに依頼し、3ヶ月前から練習を重ねてきた。ステージの最初は、市内で活動する合唱団カトレアコーラス・女声コーラスマイン・すみれ倶楽部などによる「ふるさと」・「しあわせ運べるように」の2曲を披露し、その後、同じ曲を手話を交えて、ステージで来場者と一緒になって歌った。
 守谷代表は「これだけの人がステージ上に集まり、また、ステージ下でも大勢の人が一緒に歌い嬉しかった。市内の合唱団体の方々がイベントを盛り上げてくれて、私自身も感動した」。石谷さんは、「うしおステージで歌うことは、ミュージシャンとしての憧れ。手話と一緒に歌い嬉しい。これからも皆さんと一緒に歌いたい」と話した。
 また、足湯ボランティアの資金の調達のため、潮まつり会場で露店を出店し、小樽商大の翔楽舞などがボランティアで協力。焼ソバや串焼き、焼ホタテなどを提供し、大勢の人で賑わっていた。小林代表は「『しあわせ運べるように』の歌詞の中で”ふるさとをもとの姿にもどそう”とあるように、全ての世界の人達が願い、繋がっていけたら良いと思う」と話していた。
 「絆旅」参加者募集中
 1.足湯ボランティアコース
 2.被災地コース
 どちらも女川の仮説住宅を訪問
 問合せ 健康応援社 0134-61-1342
 元気つくり隊 090-7659-3842 守谷