"CAN−ARTフェスティバル"開催 小樽運河プラザ

 2012CAN−ARTフェスティバルが、小樽運河プラザ(色内1)3番庫で、9月15日(土)から17日(月)の3日間、9:00から17:00まで開かれている。主催は北海製罐株式会社。
 「身近なところから楽しく広げよう!あき容器を捨てない町づくり!」をスローガンに、スチール缶やアルミ缶、ペットボトルなどのあき容器のポイ捨てをなくし、分別排出・収集・リサイクルの大切さをアピールする環境活動のために行われている。
 同社では、1993年にグループ会社とともに、社員、家族の環境運動をスタート。今年で20回目となり、小樽では17回目となる。
 今回のテーマは”地球環境を守ろう 宇宙からも応援”。環境問題を宇宙へ広げ、スケールを大きくしている。毎年違うものを考え、アルミ・スチール缶200缶、ペットボトル300本使用。ベットボトルのラベルを球体に貼り、地球を上手くイメージしている。
 同社業務部安全・環境対策グループの福澤直俊氏は、「今年で20回続き、続けることは難しい。環境活動はすぐには効果がなく、続けることが大事。少しでも多くの人に見てもらい、環境について考えてもらいたい」と話した。
 スチール缶・アルミ缶・ペットボトルリサイクル推進各協議会、小樽消費者協会、北海道ガスなど、各展示ブースでも環境関連のPRを行っている。


 アルミ缶リサイクル推進協議会では、千葉工業大学機械学部の3年生浅間君と1年の赤池君が、海に落ちているゴミを想定し、回収するロボットを担当し、アルミ缶を運んで籠に入れるように操作して見せた。来場者も体験することができる。赤池君は「大学にいてもロボットを作る機会がない。日本は、鉱物資源が少ないので、アルミ缶などの資源をリサイクルしようと改めて思う」と話した。
 ペットボトルリサイクル推進協議会では、ペットボトルからできるワイシャツやネクタイなど、ポリエステル商品を展示。2010年のぺットボトルリサイクル率は83%。今後、調査する事業所を増やしていく予定。担当者は「大切な資源なので、正しく分別し回収し、価値のあるものが生まれ、元の形が生かされることになる」とリサイクルの大切さを訴えていた。