8月のお盆が過ぎたら、一気にに秋を迎える北国小樽で、今年は、9月中旬になっても暑さが止まらない。
秋の観光シーズンの3連休を前にした、9月14日(金)は、市内には多くの観光バスが入った。運河沿いにある大型観光バスの駐車場には、順番待ちの列ができた。観光客の定番メニューの小樽運河浅草橋街園での記念撮影も次から次へと行なわれていた。
この浅草橋街園にある温度計は、9月に入っても連日30℃超を記録。14日午後3:40でも、31.5℃を示し、観光客たちからは「暑い!暑い!」と悲鳴が上がっていた。
札幌気象台では、「長期間の高温と多雨に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第2号」を14日16:35に発表。
「石狩・空知・後志地方では、8月下旬頃から平年より気温が高い状態が続いており、8月下旬と9月上旬の平均気温が共に、ほとんどの地点でアメダス観測開始以来最も高くなるなど、記録的な高温となりました。また、平年より気温が高く、雨の降る日が多い状態は、今後1週間程度は持続する見込みです。農作物の管理等に十分注意してください」と呼び掛けている。
また、小樽市保健所では、14日に「食中毒警報 第11号」を発令した。これは、日最高気温が28℃以上が予想される場合から出され、14日(金)午前10時〜18日(火)午前10時の96時間の注意を呼び掛けている。
連日の暑さ続きで、市内の秋物商戦も苦戦を強いられており、衣料品販売業者は「何時になったら涼しくなるのか」とぼやいていた。