住宅地・商業地とも下落 都道府県地価調査


 毎年7月1日時点の都道府県地価調査(基準地価)結果を、国土交通省が9月19日に発表したが、小樽市の住宅地・商業地の地価は、依然として下落していることが分かった。
 都道府県地価調査では、小樽市は、2005年には、市内の住宅地と工業地が、前年度比の下落率で、それぞれ全国1位となりワーストワンにランクされ、2010年には、住宅地と商業地が、道内の人口10万以上の都市9市の中で最大の下落率となるなど、基準地価のワースト都市としてランクされ続けてきた。
 今年度の小樽市の基準地点は24か所で、住宅地16、商業地3、準工業地2、宅地見込み地1、工業地1、市街化調整区域内宅地1だったが、住宅地・商業地とも下落した。しかし、前年度比で、住宅地の下落率が低くなるとともに、住宅地の2カ所で、前年と同じ横ばいになるところが出るなど、ようやく底が見え始める気配が感じられる結果となった。
 長年、下落一方だった基準地価が、底を打って反転するかは、来年の平成25年度の調査結果にかかっている。
 都道府県地価調査 検索結果 24 件
 平成24年都道府県地価調査結果の概要
 人口10万以上の地方都市の変動率
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