手宮の空に熱気球! 上士幌町『バルーン君の恩返し』 



 上士幌町の熱気球「バルーン君の恩返し」が、9月29日(土)、小樽市立手宮西小学校(清水町5・澤本昌宏校長)グランドで行われた。
 予定時刻より30分早い7:30から、熱気球が手宮の空に上がり、北手宮小学校・手宮西小学校・手宮小学校の児童・保護者と近隣住民170名が乗船し、上空からの景色を楽しんだ。
balloon1.jpg きっかけとなったのは、STVラジオ「みのやと佳子のときめきワイド」。市町村の魅力や特徴を全道へ紹介するコーナーがあり、上士幌町のキャラクター「バルーン君」を紹介し、町のPRに繋げたいと依頼がきた。番組リスナーのアドバイスで、「NEWバルーン君」が誕生、町の人気者となった。
 そのバルーン君から恩返しをしたいと申し出があり、「バルーン君の恩返し」と題して、全道で熱気球を飛ばそうと企画。番組内で募集したところ、手宮3校PTAファミリープロジェクトの手宮西小学校PTA副会長の山下高之進さんが、子ども達に本物の熱気球を見せたい、学校統合しても最高の思い出を残したいとの思いで応募し実現した。
 同プロジェクトの各校長・教頭、PTA役員約20名と、札幌テレビ放送や上士幌町メンバーと準備を進め、当日は、上士幌町からパイロット3名を含む7名で来樽した。
 開会式で、手宮西小学校・芦崎愼治PTA会長は「良いお天気となり良かった。子ども達を取り巻く様々な変化に対応できるよう、児童・保護者・学校関係者が1つになりプロジェクトを始め、第1弾となった。熱気球に乗って手宮の町を眺めましょう」と挨拶した。
 今回の熱気球は、直径20m弱、高さ25m。乗り降りしやすいようオープン式の大人5人乗りの籐のバスケットを用意。気球中の3,000㎥の空気を、プロパンガスで90℃から100℃に温め、外気温との差で浮力が生まれ上昇する。機材と乗員合わせて重量500kgの熱気球を、15mほど上昇させた。
balloon2.jpg 心待ちしていた児童が、順番を待ちながら乗船し、手宮の上空からの景色を楽しみ、良い思い出となった。10:00には風の影響で中断となったが、多くの人々が熱気球を体験することができた。
 上士幌町企画財政課・関克身主幹は「上士幌町の熱気球を始めて、来年で40年目となる。熱気球フェスティバルなどを開催し、気球文化を広めようと活動をしている。風の状態に敏感なため、飛ばせる確立は50%。今回飛ばすことができて良かった」と話した。
 手宮西小学校・澤本校長は、「手宮地区3校の子ども達に熱気球からの町を見せたいとの親の思いが実現できた。合併する時、仲良くできるきっかけになればと思う。優しさと感謝の気持ちがいっぱい詰まっている空という言葉を聞くと、頭に浮かぶのはみのや雅彦さんの『空』と言う曲がある。上士幌、STV、手宮3校の心と心の交流がずっと続くように」と話した。
 手宮小学校5年生の渡辺優祐君は「みんなでバルーンに乗り、仲良くなれたら良いと思う。空からの手宮の町が綺麗に見えて良かった」と話し、母の手宮小学校PTA会長の安子さんは「熱気球に乗ることは、人生の中でそんなに経験できるものではないので、乗船し手宮の町を眺められて良かった。熱気球の音と熱さを体験した」と楽しんだ様子だった。