忍路水車の会 秋の大収穫祭賑わう


suisyanokaiFs.jpg 小樽・忍路地区を中心に農業に従事している15名で作る「忍路・水車の会」(木露正敏会長)では、「第7回秋の味覚フェスタinおしょろ(秋の収穫祭)」を、水車プラザ(忍路2・フルーツ街道沿い )で、10月7日(日)に開催し、晴天の下、多くの人々で賑わった。
 同会では、忍路を中心に農業に従事している者が会員となり発足。食の安心と安全、地産地消を推進し、地元で元気に農業に従事していることを知ってもらおうと活動し、日頃のお客様への感謝の意を込めて収穫祭を開催している。
 木露会長は「天候に恵まれ、本日の収穫祭には良かった。今年は暑すぎて、味は良いが収穫量は減った。10月までは、金・土・日に開催し、今後、11月、12月も土・日に開き、手打ち蕎麦や餅つき体験なども行いたい」と話した。
 玉ねぎ、じゃがいも、かぼちゃの詰め放題などのイベントが行われるほか、11:00から5回の餅つきを行なって出来た30kgのつきたての餅や、同会員の養豚場の豚肉を使用し、採れた野菜をふんだんに使用した豚汁などの無料配布。150〜200杯を用意し、長蛇の列となった。会場ではベンチに腰をかけ豚汁や餅を食べたり、イベント楽しむ家族連れの姿が多く見られた。

 今年初めて蕎麦を収穫し、石臼で挽いた手打ち生蕎麦も販売。新米のゆめぴりか5kg1,900円、ななつぼし5kg1,800円、おぼろづき5kg1,650円と格安で販売した。
 新米ゆめぴりかをすくうゲームも人気で、1回200円・2回で300円。くじをひき、当たりがひしゃくで、はずれはお玉ですくえる。参加者は列を作り、お米すくいを楽しんでいた。
 水車プラザ内は、15件の農家による直売所で、採れたての新鮮な野菜や花が並んでいた。かぼちゃは6〜7種類、じゃがいもは、キタアカリやアンデス、メークインを格安で販売。
 水車プラザ・塚本秀雄店長は「1年に1度、日頃の感謝を込めて開いている。トマトは暑いと色づきが早くなり、一気に収穫となったり、大変な年となった。新米は人気となっている」と話していた。銭函から訪れた夫婦は、「新米のすくうくじを10分くらい並んで引いた。ひしゃくを1回とお玉で1回すくった。こんなに沢山のお米が取れた。豚汁のじゃがいもが美味しかった。初めてこのイベントに来たがとても楽しめた」と満足した様子だった。