子どもと絵本フォーラム 『はせがわよしふみ』ライブ


ehonforum1.jpg 小樽子どもと本とつなぐ会(中川めぐみ代表)が主催する「子どもと絵本ファーラム『はせがわよしふみ』ライブ」が、10月27日(土)13:30から、北海道新聞小樽支社(稲穂2)3階ホールで開かれ、幼児から大人まで約250名が楽しいひとときを過ごした。子どもゆめ基金の助成を得て開催された。
 同会は、現在50名の会員。市内小学校で読み聞かせボランティアを行い、講習会や講演会を開催するなど、活発な活動を行っている。絵本作家を招いてのイベントは、今回初めての試み。
 長谷川義史氏は、大阪出身で、「おたすけてんぐ」や「スモウマン」「いいからいいから」などユーモラスな内容の人気絵本作家で、各地で絵本ライブを開催し活躍している。
 同会会員による長谷川氏の絵本の読み聞かせから始まった。トップバッターは、小林理恵さん。「うえへまいりまぁす」を読み、本間公輔君は「いいから いいから4」、菅原千恵さんは「おへそのあな」を読み聞かせた。
 その後、長谷川氏が登場し「串かつやよしこさん」の読み聞かせが始まった。軽快な大阪弁でアドリブを交え、場面を想像させる読み方に、会場は笑い声に包まれた。しりとりの内容の「トトトのトナカイさん」を読み、みんなで絵本を作ろうと「お絵かきしりとり」が始まった。ボードに絵を書きながら、しりとりをした。「いかーカメーめだかーからす・・・ライオン」と、長谷川氏と会場の子ども達が一体となり楽しい笑い声が響いた。
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 「いいから いいから1」は、絵を書きながら読んだ。「大阪うまいもんのうた」では、「大阪にはうまいもんがいっぱいあんやで~」と始まる歌になっていて、手遊びを交えて会場のみんなで歌い、「北海道うまいもんのうた」をみんなで考えた。子ども達は、長谷川氏の質問に手を上げて「イクラ丼」「にしん」と元気に答えていた。ジョークを交えた会話に大人も子どもも楽しんでいた。
 中川代表は「人気の作家さんを迎え、予想以上の来場者、親子で参加してもらい良かった。とても楽しいライブとなり、本を読むきっかけになればと思う」と話した。
 5歳男児と7ヶ月の子ども連れで参加の市内在住30歳代の母親は、「息子の幼稚園でこのライブを知り、絵本作家の長谷川さんだと知っていた。絵本を読むのとお話で聞くことの違いで、もっとファンになった。お話の仕方にユーモアがあって味があり、面白かった」と満足していた。