平成24年度「119番の日」記念行事として、11月9日(水)14:00から16:00まで、ウイングベイ小樽(築港)5番街1階ハイタッチコートで、買物客らに正しい119番通報などの体験会が行われた。
ダイヤルナンバーにちなみ11月9日を”119番の日”として、自治体消防制度40周年を記念して昭和62年に制定され、今年で25年目を迎えた。体験会では、小樽市消防本部警防課8名が対応にあたり、消防キャラクター「ショウちゃん」も登場し、子ども達と握手をしたり、会場を盛り上げていた。
正しい119番通報要領についての説明や119番模擬通報装置による通報訓練と、ダミーを使用してAED(自動体外式細動器)の救急講習会が行われた。今回のために、職員がシュミレーションした119番の通報の悪い例と良い例をスクリーンで紹介。実際にあった内容を参考に作成し,差し迫った状況でのやり取りがリアリティーに再現された。
119番模擬通報装置では、救急パターンを自宅からと屋外(住所が分からない)の2つと、火事パターンが1つ用意された。重要なことは、住所と名前を正確に伝えること。通報人の名前と連絡先を伝える。場所が分らない時など現場近くで連絡を取るために必要。通報者は、突然のことで慌ててしまい、伝えられないケースも多いという。
市内50歳代の女性は、119番模擬通報体験を終えて「スムーズに出来たと思う。1度体験しておくといざという時に活かせると思う。実際に通報したことはないが、普段ちゃんと言える住所も、慌ててしまい言えなくなるため、電話口に住所を張っておくようにアドバイスを受け、きちんとした住所を張っておくことにする。勉強になった」と話した。
AEDの使用方法や119番の通報要領のパンフレットを配布し、体験を呼びかけていた。