北海道新幹線新函館(仮称)・札幌間事業概要説明会が、11月20日(火)18:00より、小樽経済センター(稲穂2)7階大ホールで開かれ、約120名が参加した。主催は、鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局。
はじめに、鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局の依田淳一次長が挨拶し、「説明会では、鉄道・運輸機構についての理解、新幹線新函館から札幌の大まかな事業の中身を説明し、認可から事業の進め方、具体的工事の流れについて説明する」と話した。
中松義治小樽市長は「昭和47年の設立から40年目の節目に認可され、40年もの長きに渡った支援・努力が身を結んだ。実現のために尽力され、感謝する。東北・関東と太いパイプで結ばれ、全域での活発化や社会経済全般でプラスに影響し、新幹線を活かした町づくりに取り組んでいく。地域住民の足の確保をしっかりと取り組みたい。開通するまでの23年を何とか早く通過するよう取り組みたい」と話した。
建設工事概要が説明され、北海道新幹線の整備効果では、東京・東北が近くなり、札幌から東京が5時間1分となる。輸送量が伸び、地球環境にやさしい交通機関で、二酸化炭素排出量では、航空の約1/6、乗用車の約1/9。
新函館(仮称)駅から札幌駅間は、工事延長約212km。経過地は、北斗市・厚沢部町・八雲町・長万部町・黒松内町・蘭越町・豊浦町・ニセコ町・倶知安町・仁木町・赤井川村・余市町・小樽市・札幌市の14市町村。
駅は、新函館(仮称)駅・新八雲(仮称)駅・長万部駅・倶知安駅・新小樽(仮称)駅・札幌駅の6駅。建設基準では、最高設計速度260km/h、トンネルは、渡島トンネル26,470m他9個ある。トンネルの幅9.5m、高さ7.9m。高架橋幅12m。
鉄道・運輸機構とは、東北新幹線他、青函トンネル建設など様々な事業を行い、地元説明会や中心測量他、設計協議、構造物設計などを行なっている。
11月22日(木)は天神で、12月2日(日)は朝里で、地元説明会を開く予定。
◎北海道新幹線新函館(仮称)・札幌間の経緯について
◎北海道新幹線新函館(仮称)・札幌間の認可までの流れについて