年の瀬も押し迫り、小樽市総合博物館(手宮1)では、毎年恒例となっている「大型プリンターを利用したパソコンでカレンダー作り」が、12月24日(月)10:00から、2階研修室で開かれた。
広報おたるで募集したところ、24日、26日、27日、各日6名の定員が、直ちに満員となったため、各日8名に増員し対応。3日間で24名が参加となり、人気の講座となっている。講師は、同館・東山一成学芸員が務め、他スタッフ2名が対応にあたった。
家庭ではなかなか使用されない、A1サイズまで印刷可能な大型のプリンターを使用し、IT機器に触れ親しんでもらうことを目的として開かれている。
参加者は、A1サイズ(A4サイズの8倍)を1枚もしくは、A2サイズ(A4サイズの4倍)を2枚を制作。別途料金で、A2サイズ2枚まで追加可能。A1サイズで10分くらいの印刷時間がかかる。
会場には、8台のパソコンが用意され、東山学芸員の説明を聞き、各自作業に取り掛かった。
インターネット上で流通している「オーズ・カレンダー・ライブラリーEX」とうカレンダー専用ソフトを使用。1ヶ月、6ヶ月、12ヶ月タイプをどれにするかや、始まる曜日を日曜日か月曜日かなど、カレンダーの形式を選択。また、タイトルと日付のフォント、サイズ、色などの書式も選択することができる。
参加者は、カレンダーに載せたい画像を写真やデータであらかじめ用意し、その画像をパソコンへ取り込み、スペースに合うようにトリミングし、オリジナルカレンダーを制作した。
昨年参加のリピーターも多く、要領を覚えている参加者もいたが、初めての参加者は、パソコンの操作に戸惑う場面もあった。その都度、スタッフが丁寧に対応していた。
完成したカレンダーは、太陽光にさられると変色するため、飾る時は、直射日光を避けるようにと注意を促した。思い思いのカレンダーを、工夫を凝らして取り組み、開始から1時間程で、プリンターから作動音が聞こえ始め、次々と完成した。
市内40代の男性は、昨年に続き2回目の参加。A2サイズを2枚制作。1枚目は、市内の川釣りの写真を6枚貼った1年用のカレンダーを完成させた。「釣りを教えてくれた先生にプレゼントするために参加。昨年も参加し、プレゼントして大変喜ばれた。ひとりで釣りをしていると写真がなく、撮ってあげて、カレンダーにすると大変喜ばれる。渡す時の喜びと、受け取る方が喜んでくれるので、楽しみながら制作している」と話した。
青木良英館長は、「毎年リピーターも多く、初めての方にも参加してもらいたい。カレンダー作りも季節の催しで、その季節に合った催しを数々開き、博物館での大切な事業のひとつとなっている。来年も続けていきたい」と話した。
12月26日(水)・27日(木)も10:00から12:00まで開かれる予定。