市立小樽図書館(花園5)では、小学生を対象に「冬休みおたのしみ工作会」を、12月27日(木)13:30から、同館2階視聴覚室で開いた。
この時期恒例となった工作会は、募集後すぐに定員数に達するほどの人気となっている。
講師は、同館・司書の海藤久仁子氏が務め、小学生20名と保護者9名が参加した。参加者は厚紙やおりがみで正月飾りを思い思いに作っていた。
海藤氏は「正月飾りを手作りで制作し、家に飾り楽しんでもらいたい。冬休みの自由研究の作品作りも兼ねて行なっている」と話した。予め、同氏が試作を重ね、スタッフが作りやすいように用意したものが配られた。
最初にパーツ作りから行われた。扇は、折り紙を山折りと谷折りを交互に繰り返す蛇腹折りにし、わらの部分は使用済みの茶封筒を使用し、8〜10mmの間隔で切れ目を入れたものを2種類作る。参加者は説明を聞きながら、折り目を付けたり切ったりと作業を進めた。
紅白の御幣、うらじろ(葉)、鯛、笹、小判を折り紙で作った。短冊には、”謹賀新年”や”明けましておめでとう”の文字を、パソコンで印刷したものや、参加者が手書きしたものをそれぞれ用意。おかめとみかんは折り紙で折り立体的に作った。パーツ作りに時間がかかり、予定時間を超過してしまうほどだったが、楽しく真剣に取り組んでいた。
出来上がったパーツをひとつずつ組み合わせていくと、だんだんと正月飾りらしくなっていった。おかめの顔が違ったり、それぞれに個性がある正月飾りが完成した。
市内小学3年生の女子は「お正月に飾るものを作るのは面白かった。組み立てるのが上手くいかなくて難しかった。部屋に飾りたいと思う」と話していた。