小樽を舞台に"村岡啓介朗読ライブ"


muraokalive.jpg 村岡啓介朗読ライブ「オタルナイ奇譚」が、2月16日(土)19:00から、カフェ&フラワーショップ・ヴェールボア(住吉町11)で開かれ、25名が楽しんだ。
 ヴェールボアでは、様々なジャンルのイベントを開催し、その中でも2月と9月の定番イベントとして、村岡氏による朗読会が開かれ、6回目を迎えた。
 オタルナイ奇譚は、小樽生まれ小樽育ちの池下爛史郎氏が、小樽を舞台に書き下ろしたオリジナルストーリー。読み手の村岡氏は、FMおたるのチーフアナウンサーで、イベント司会やCDをリリース。同店ライブでカホンの演奏経験もあり、小樽案内人検定1級を持って活躍中。
 今回は、朗読ライブのアンケートで「小樽についての話」という意見がきっかけとなり、池下氏が小樽と小樽に関わる人物をテーマにしたストーリー「オタルナイ奇譚」を書き下ろした。
 時は明治、活気ある小樽を舞台に始まる。手宮洞窟、フゴッペ洞窟、忍路環状列石、北防波堤、神社仏閣、鉄道、天狗山、高島おばけなど、面白い歴史を要約。村岡氏の聴きやすい声で語られるフィクションに、聴衆は舞台を想像しながら引き込まれ静まり返り、同氏の感情のこもった声が店内に広がった。この先どう展開していくのか、小樽の街への興味がそそられれば、テーマとして完璧だという。
 同店・森義仁代表は、「小樽の歴史を題材にし構想が膨らんだ。かなりのボリュームがあり、美味しいところをかい摘んで朗読する。ストーリーに入りきらない部分は、今回配布した冊子に書いてある。参考文献も店内に用意してあるので見てもらいたい。小樽に興味を持ってもらいたい」と話した。
 店内では、恒例イベント定番メニュー「ハヤシライス」500円と、季節に合わせ特別限定メニュー「ニシンとトマトのサンドイッチ」300円を用意。聴衆は、ビールやホットジンジャーなどを飲みながら、寛いだ雰囲気で朗読に聞き入っていた。
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