"龍馬異聞"78冊 市内小中学校へ寄贈


ryoumabook1.jpg 北海道龍馬会(原子修会長)では、小樽市内小中学校や市立図書館・文学館へ、書籍「龍馬異聞 秘め火」(原子修著・柏艪舎発行)を78冊寄贈した。その贈呈式が、3月5日(火)9:00から、市役所(花園2)本館2階市長室で、寄贈書籍著者で同会会長でもある原子修氏と同会理事の田尻稲雄氏(株式会社メディカルシステムネットワーク代表取締役社長)が出席して行われた
 いじめを克服し、世界でもまれな平和に徹した志と行動を貫いた坂本龍馬を描いた同書を、小中学生や教員に読んでもらい、いじめ問題に直面する教育現場で活かしてもらおうと、市内小学校24校・中学校14校・市立図書館・文学館に各2冊ずつ計78冊を寄贈した。また、私立中学校1校、道立高校8校にも2冊ずつ計18冊も寄贈している。
 同会創立15周年を機に出版した「龍馬異聞 秘め火」は、いじめを受けていた龍馬が、いじめを跳ね除け、幕末の日本を一滴の血も流さずに新しい国に蘇らせようとした小説。著者・原子氏は、1932年函館生まれ。日本現代詩人会員、日本文芸家協会員で、日本の詩人、劇作家。札幌大学名誉教授。
ryoumabook2.jpg 中松市長は「3年ほど前に、高知へ行き、坂本龍馬の生誕の地や記念館を見させてもらった。坂本龍馬は日本のリーダーで日本の国を改革し若くして亡くなったが、もっと日本を変えたのではと考える人が沢山いる。寄贈は大変ありがたく思う」と話した。
 原子氏は、「龍馬はいじめられていたが、たくましい志に溢れた子どもだった。大きな志を持つことがいじめに勝つ最大の力で、そういう生き方をした。小樽の子ども達に坂本龍馬について知ってもらいたい」と話し、田尻氏は、「志があればいじめに耐えられる。龍馬から学んでもらいたい。副読本のように扱ってもらい、是非先生方も読んで利用してもらいた」と話した。
 小説「龍馬異聞 秘め火」定価1,800円 著者:原子修 刊行:柏艪舎 取扱い:紀伊国屋書店小樽店・喜久屋書店小樽店