『深海生物』特別展 おたる水族館通常営業

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aqua0311.jpg おたる水族館(祝津3)では、3月16日(土)から11月30日(土)まで、通常営業を始める。
 2年前から冬期営業を開始し、今年度は2月28日で終了。初年度(2011)の冬期営業入館者数は1万7,395人。2012年12月10日から2013年2月末までは、1万9,822人と前年を上回り、PR効果が功を奏して冬の水族館としても定着してきた。現在は、通常営業準備のため閉館中。
 通常営業初日の16日(土)は、9:00から開館セレモニーを同館正面玄関で行い、花火を打ち上げ、くす玉割り、ペンギンの着ぐるみが登場し、海上を盛り上げる。来館する子ども達へはプレゼントを用意している。
 ショータイムを3シーズンに分け、ペンギンのショーは、3月16日(土)から5月12日(日)までの1、2回目を、海獣公園ペンギン舎横広場(全長50m)で、ジェンツーペンギン9羽が散歩する「雪あるき」を開催する。トドのショーも3〜5頭の同時ダイビングに変更。さらに迫力ある演技を見ることができる。
 特別展「深海生物」を5月26日(日)まで開催。本館1階カメ水槽前から海のパノラマ水槽前に展示。謎が多い深海に視点を置き、そこに息づく生物を紹介。貴重で珍しい深海生物の標本をはじめ、世界最大のカニや北海道の深海生物「イサゴビクニン」や「ボウズイカ」「フシエラガイの仲間」や、水族館職員が採集した生物も含め12〜15種類の展示を予定している。
 深海の神秘を感じさせる水深200~1,000mに生息する「リュウグウノツカイ」の標本を展示。これまでに発見されたものでは体長12mに及ぶ。今回の展示は2.5m。九十九島水族館「海きらら」の協力で、世界で初めての飼育を記録したVTR(34分間)を放映する。
 東北地方から北海道の太平洋水深900m付近に生息する目が特徴の「デメニギス」や歯が特徴の「オニキンメ」、口が大きく上顎と下顎に犬歯を持つ生物や、熱帯から亜熱帯の水深500~1,250mに生息する繁殖が特徴の「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」などを展示。
 また、深海生物に触れることができるタッチイベントも開催。小動物から死骸まで何でも食べ、150~600mの深海に生息し、仰向けで泳ぐ、体長10~15cmのダンゴ虫の仲間「オオグソクムシ」は、3月16日〜4月26日、5月7日〜26日の1日2回行う。「ニチリンヒトデ」「テズルモズル」は、4月27日から5月6日まで1日4回触れることができる。
 海洋に関する基盤的研究開発、学術研究に関する協力等の業務を総合的に行い、海洋科学技術の水準の向上や発展を図ることを目的としている、JAMSTEC(ジャムスティック・独立行政法人海洋研究開発機構)紹介コーナーを設置。有人潜水探査艇「しんかい6500」から撮影した生物の写真パネル展示や「しんかい6500」が持ち帰った、鉄を自分の体で生成したウロコを持つ「スケーリーフット」の標本を展示する。深海生物ペーパークラフトやぬり絵展、水圧実験室などの実験も予定している。
 展示生物では、刺激を与えると悪臭の粘液を出す「ヌタウナギ」を、写真撮影もできる360度水槽に入れ、両足を広げると3mを超える世界最大の現生節足動物である「タカアシガニ」も展示。
 子ども達には、大きなカニに驚き、深海生物に触れ、また、マニアにも充分楽しめる特別展となっているので、この機会に是非多くの人に見ていただきたいと関係者は呼び掛けている。
 おたる水族館HP