深海生物がおもしろい!おたる水族館通常営業

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 通常営業準備のため休館していたおたる水族館(祝津3)では、3月16日(土)9:00より営業を開始した。
 それに合わせ、開館セレモニーが正面玄関で行われ、開館を待ちわびた家族連れが集まった。着ぐるみを着たペンギンも登場し、子ども達が取り囲んだ。打ち上げ花火とともに、同館社長と子ども達によるくす玉割りが行われ、開館を祝った。参加した子ども達にはプレゼントが配られた。
aquaspring1.jpg 16日から始まった特別展「深海生物」は、5月26日(日)まで開催。現在、標本、生体を含めて約18種の深海生物を展示している。カメ水槽前には、自分の体で生成した鉄のウロコを持つ「スケーリーフット」を展示。2009年11月に有人潜水探査艇「しんかい6500」がインド洋で持ち帰った貴重な生き物。
 また、その横には、深海の神秘さを感じる「リュウグウノツカイ」を展示し、深海生物の存在感をアピールしている。水深200〜1,000mに生息し最大12mもあり、当館では2.5mの標本を展示。また、九十九島水族館で飼育の様子を34分間のDVDに収めた映像を会場で放映、悠々と泳ぐ姿に来場者は見入っていた。
 パノラマ水槽前では、北海道に生息する深海生物を展示。水深200mラインより深い所を深海とし、多くの深海生物が生息している。同館では2年前より採集に力を入れている。
aquaspring3.jpg 今回展示している生体は、「フシエラガイの一種」や「サラサベッコウタマガイ」「ボウズイカ」「アバチャン」「キオノテヅルモヅル」「イサゴビクニン」の7種を展示。また、全長3mにもなる世界最大のカニ「タカアシガニ」や発色の仕方が不思議な赤色の深海生物「ハシキンンメ」を展示。深海生物は、ほとんどが全身黒色に対し、まれに赤い色をした魚がいる。
 「しんかい6500」から撮影した深海の世界コーナーを設置。深度3,898m釧路海底谷下流で撮影した「オトヒメノハナガサ」やマヌス海盆2,502mで撮影した「ヒゲナガダコ」などのパネルを展示し、珍しい数々の深海生物を知ることができる。目で見るだけでなく、手で触れることができる深海生物タッチイベントも期間限定で開催。3月16日から4月26日までは、ダンゴ虫の仲間で体長10~15cm、仰向けで泳ぐ珍しい生体「オオグソクムシ」を展示。
aquaspring2.jpg 深海生物に詳しい小学生の大畠久弥君は、「深海生物が好きで図鑑を見ている。会場へ来て感動した。リュウグウノツカイは深海生物NO1。ミツクリエナガチョウチンアンコウは、生体が珍しい。深海生物はどれも不思議な所が好き」と興味深く見入っていた。
 同館総務部・川尻孝朗営業課長は、「今回の特別展示では、深海の世界をイメージしてポスター製作し宣伝にも力を入れている。深海の生物は、グロテスクな素材が多いが、子ども達にも楽しんでもらえるように、神秘的な世界を楽しめるような展示を心がけている。深海の世界は神秘的で憧れの世界、第2の宇宙を是非この機会に多くの方に見てもらいたい」と呼び掛けている。
 16日から冬期間閉鎖中だった海獣公園で、セイウチのお食事タイムやアザラシやトドショー、大樽ごはんが始まり、同公園特設雪道コースでペンギンの雪あるきも開催している。
 おたる水族館HP