塗装ボランティア 奥沢小の壁がピカピカに


paintvolunteer2.jpg 小樽建築塗装技能士会(木村嘉弘会長)では、新学期を気持ち良く迎えてもらおうと、春休みを利用して、3月30日(土)、小樽市立奥沢小学校(奥沢2・小友和法校長)の校舎内の塗装ボランティアを、同会の20~50代の22名の塗装技能士が行った。
 同会は、塗装技能士の国家資格を持つ塗装業界のプロ集団。20年前から清掃ボランティアを始め、自分達にしかできないボランティアをしようと、小樽市の建物の塗装を始めた。平成16年には産業会館、平成17年からは教育委員会へ声をかけ、各学校でボランティアを行い、潮見台小、長橋小、塩谷中、緑小、幸小、西陵中、と毎年活動を続け、昨年は、幸小学校で行われ、児童や教育関係者に大変喜ばれている。
 今回塗装場所の奥沢小学校では、校舎1・2年生の教室と西側階段及び生徒玄関の壁340㎡の塗装が行われ、アイボリー色のペンキ15kg入り・8缶が使用された。
 作業は、あらかじめ壁の傷や穴を埋めて下地を作り、ペンキを塗らない部分には、ビニールシートを覆ってから始められた。階段の壁の塗装では、狭い位置に梯子をかけて手際良く作業が進められ、壁がみるみるうちに明るくなっていった。
paintvolunteer1.jpg 学校側からの依頼で、1年生と2年生の教室も塗装された。教室の壁は、張り紙をしたテープで壁のペンキが所々はがれ、20年以上も塗装していないためくすんだ色だったが、アイボリー色のペンキが次々と塗られ、新1年生を迎える教室も真新しさを取り戻した。
 同会の木村会長は、「社会貢献活動を通して子ども達の育成のために、私達の技術を活かしてできることをしようと、塗装ボランティアを行なっている。新学期を迎える子ども達に、少しでも気持ち良く勉強してもらいたい」と話した。
 塗られた壁には、所々スチームをあてて乾燥させ、作業は終了した。奥沢小学校の玄関や階段、教室がピカピカとなり、気持ち良い新学期を迎えられることとなった。