胸弾む新入生!市内小中学校で一斉に入学式


takashimanew1.jpg 雪が混じる強風に見舞われた悪天候の中、4月8日(月)、小樽市内の24の小学校と14の中学校で一斉に入学式が行われた。
 小樽市教育員会によると、今年の新入生は、市立小学校で801人(男397・女404)、中学校で907人(男474・女433)。小中新入生1,708人が、新たな希望を胸に学び舎の門をくぐった。
 高島小学校(高島5・吉田志津雄校長 )では、3月末に閉校した祝津小学校との統合で、4年生から6年生までの6名が新たに加わり、新しい高島小学校として初めての入学式となった。10:30から体育館で行われ、在校生274人と職員、保護者、学校関係者が見守る中、祝津地区に住む4名を含む47名(男26・女21)の新入生が、在校生のお兄さんとお姉さんに手を引かれながら、緊張した面持ちで入場。
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 国歌や校歌を歌った後、1年生の担任の先生が紹介された。吉田校長は、4年前から入学式で絵本の読み聞かせを取り入れた式辞を行い、緊張している新1年生の記憶に残るのではと始めたという。今年は「おめでとう おひさま」が用意された。
 ステージ上にはスクリーンを設置。絵本が映し出され、「今年高島小学校と祝津小学校はひとつの学校になり、新しい学校になってからの最初の1年生。入学のお祝いとして絵本を読みます」と読み聞かせが始まり、新入生は静かに耳を傾けていた。「新1年生を加え、今年度の高島小学校は321名でのスタートとなった。これからの1年間、よろしくお願いします」と式辞を述べた。
 来賓祝辞の中で、市立小樽図書館・野口陽一館長は、「今日から待ちに待った小樽の小学校の1年生。いっぱい遊んで勉強して、大きくなったらまわりの人のためにがんばれる小樽っ子になってください。困ったことがあったら、家の人や学校の先生に相談してください。上級生の皆さんは、もし1年生が困っていたら、自分達が1年生だった時を思い出し、声をかけ助けてあげてください。祝津小と高島小が一緒になって初めての入学式。安心して楽しく過ごせるようにみんなで助けてあげてください」と述べた。
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 在校生と新入生が向き合い、「あの青い空のように」を歌い、歓迎の言葉を各学年ごとに呼び掛けた。
 2年生は、ピアニカやトライアングルで「キラキラ星」を演奏し、3年生は、給食メニューをパネルに書いて「沢山食べて元気な1年生になって」と呼びかけ、4年生は、運動会や学芸会、高島イベントを「楽しみにしていてください」と声を揃えた。5年生は、「困ったことがあったり、学校で迷ったりしたら聞いて、元気に学校へ来てください」と、6年生は、「力になります」と呼び掛け、高学年らしい頼もしさ心強さを見せていた。
 統合により、「ゆたかに学び ひとみかがやく たか(ら)し(゛)まの子」と、教育目標が新たに掲げられ、新学期がスタートした。