アフリカの伝統音楽のダンスと演奏 "ジャナグル小樽公演"


 今年で7回目となるジャナグル日本ツアーが、6月4日の福岡公演を皮切りに、40日間の全国ツアーを開始する。
 6月29日(土)15:00からは、色内小学校(稲穂5)体育館で「ジャナグル小樽公演」が公演される。主催はジャナグル小樽実行委員会(吉岡大策代表 )。
 小樽出身の高橋朋子さん(59)が、1992(平成4)年に設立したアフリカのジンバブエにある音楽事務所「ジャナグルアートセンター」の10歳~11歳の男女4人と男性指導者2名の計6名のツアーで、6月3日(月)に日本へ到着後、福岡、大阪、愛知、神奈川などで公演を行い、北海道へは、6月29日に到着。その日に色内小学校で小樽公演を開催。その後、江別、士別、余市、再び小樽(藤澤心臓血管クリニック)、札幌、深川、富良野、新冠と9公演を予定。7月10日(土)に帰国する。
jenaguru2013.jpg 高橋さんは、アフリカ出身のレゲェミュージシャン「ボブ・マーリー」の影響を受け、27年前の1986(昭和61)年にアフリカのジンバブエの首都ハラレに移住。日系企業や日本大使館などに勤務したのち、1992(平成平成4)に、音楽事務所「ジャナグルアートセンター」を設立。音楽なしには一日が始まらないというジンバブエの伝統音楽の継承を目指し、コンサート企画や音楽教室を始め現在に至る。
 今回の公演の内容は、伝統楽器「ンビラ」の演奏や伝統的なダンスを披露。来場者とメンバーがふれあいながら、アフリカの衣装を着たり、帽子をかぶり写真撮影。かぼちゃを素材にした楽器で音を体験し、ジンバブエの様子が分るパネル展や缶を素材にした動物などの作品も展示。また、小樽商大のヨサコイメンバーやチアダンスの子ども達がダンスを披露する。簡単なステップを曲に合わせ、ジンバブエの踊りをみんなで踊り交流、1時間半の内容で開かれる。
 高橋さんは、「国際化していないため協力隊も少ない。子ども達は、空腹を経験し、物を大切にし、生き抜く強さがある。国を誇りに意識して育っている。日本人には欠乏している部分も多い。アフリカを地図でも見たことがない人が多い中、アフリカの子ども達と接し、関心を持つきっかけになればと思う」と話した。
 なお、同メンバーの滞在費に充てるため1口1,000円の寄付を募り協力を呼び掛けている。
 受付場所:地球屋(花園1)又は、吉岡大策代表(090-7658-509)まで
 ジャナグル小樽公演
  日時:6月29日(土) 開場13:30 開演15:00
  会場:色内小学校体育館 小樽市稲穂5-17-1
  入場無料 当日は、新品の文具のカンパも同時に受け付けている。