住宅火災防止をPR 春の火災予防運動


fier04201.jpg 小樽市消防本部では、4月20日(土)〜30日(火)の11日間の「平成25年度全道春の火災予防運動」に合わせ、4月20日(土)13:00〜16:00、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ハイタッチコートで、住宅用火災報知機や消火器、防炎品(アームカバーやパジャマ)の展示・説明をする住宅火災防止PRイベントを開いた。
 会場では、小樽市消防本部の30名が参加し対応にあたった。土曜日とあって家族連れや買い物客が大勢訪れ、啓発物を受け取り、アンケートに協力していた。
 展示物に興味を示した人へ消防署員から詳しい説明が行われ、小樽消防のマスコットキャラクター「ショウちゃん」の着ぐるみも登場し、子ども達へ防火風船を配布していた。
fier04203.jpg 春の火災予防運動は、火災が発生しやすい気候となる時季を迎え、火災予防思想の一層の普及を図り、火災発生を防止し、特に住宅用火災警報器の設置を徹底し、住宅防火対策の推進と、特定防火対象物の防火安全対策の徹底を重点目標に掲げ、地域が一体となり高齢者等を中心とする火災による犠牲者の発生を減少させることを目指している。
 今回初参加の一般社団法人北海道消防設備協会小樽支部(宮本英司支部長)では、住宅用火災警報器や最新型の家庭用消火器を展示。同協会は、消防本部が行う火災予防広報等に協賛し、善意で行動した初期消火者が使用した消火器の無償交換を新たに行い、本年度から同本部へ協賛する形で、消火器の展示やリーフレット配布など社会貢献事業を進めている。
fier04202.jpg 消防本部・土田和豊予防課長は、「現在、小樽市での火災警報器の設置率は約72%。この機会に是非、普及率を上げ、防火に対する呼びかけをしたい。アンケートを実施し、火災警報器の設置状況を把握している」と話した。
 新栄町会婦人防火部3名が、啓発物のティッシュ300個を配布し運動に協力していた。同会防火部長は「火災予防に少しでも役立ちたいと思い参加した」と話した。
 現在小樽市内では、小樽市女性防火クラブ連絡協議会に108町会が加入し、1,200人以上の会員が関係機関等と連携と取り、防火活動などに協力している。今回も20日と21日の2日間、市内各地で街頭広報活動を行っている。