生産者直売市 食材・雑貨が大集結!


wingbeysakuraFs.jpg 北海道産直加工生産者協議会が主催する「第1回ウイングベイ桜祭り~生産者直売市~」が、4月27日(土)から29日(月・祝)までの3日間、10:00から17:00までウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで開催中だ。
 網走、厚岸、札幌など道内27店舗の生鮮食料品や加工品などや、今回は小樽をはじめとする道内の雑貨作家37店舗が集結。27日(土)は32店舗、28日(日)は33店舗が軒を連ね、初めての試みとして開催された。
 生産者直売市では、道産食材を使った加工品や海産物が道内各地から集まり、生産者自らが消費者と対面販売を行なう。試食・試飲コーナーも設けられ、消費者は生産者の話を納得をした上で購入できる利点がある。今後、5月・6月を除き、毎月開催を予定している。何度も出展している店舗も多く、リピーターも多く訪れている。
 韃靼そば茶を試飲できる北海道産韃靼そばの店「長命庵本店」(札幌)では、篠路産のそば粉を使用した韃靼そばを販売。健康効果が期待されるポリフェノールの一種「ルチン」の含有率が高く、普通のそばの80から100倍と言われている。また、韃靼そば茶も人気で、特殊焙煎したそばの実をそば茶にしてアイスでもホットでも楽しめると評判。そのまま食べたり、お茶漬けやおひたしにかけるなど多様な用途に使用できる。
 道産ハスカップやいちご、こくわ、夕張メロンなど17種類の果実を使用し、純米酢に半年から1年間漬け込み添加物を一切使用していない「飲む酢」を販売する「風花くだもの工房」(手稲区曙)も出展。牛乳や炭酸で割ったり、焼酎割り、サラダのドレッシングと幅広く使える。最近、注目の新篠津産のアロニア入りが人気。おススメは、アロニア酢1に醤油1、ごま油少々と、万能ねぎを混ぜた「アロニア万能醤油」。来場者は、試飲をしながら店主の説明に耳を傾けていた。

 桜田義隆事務局長は、「直売会も定着しつつあり、リピーターも増えている。道内の美味しい食材を生産者から直接買い求めていただきたい」と話した。
 今回は、「手作りマーケットIN小樽」を同時開催。江別、岩見沢、千歳、恵庭、小樽と37店舗の約70人が参加して行われた。ワークショップでは、カチューシャ作りを体験。今後もっと体験できるスペースを増やす予定。消しゴムはんこや布バック、小物、天然石アクセサリー、レザークラフトなど、いろいろなジャンルの作家の手作り作品を楽しむ女性や子ども連れが訪れていた。
 同マーケット代表のひとり「手作り工房楓」(千歳)の尾引保彦氏は、「小樽の方を中心に集め、いずれ引き継いでもらいたい。今よりもっと大きなイベントに繋げ、年1回は大集結したい。趣味で作っている方などが、表に出られるような機会を作り、作家も小樽も元気づけ、地元の雑貨を求めに来ていただきたい」と話した。
 手作り工房楓では、ちりめんで作った季節の飾り物を販売している。端午の節句のこいのぼりやお地蔵さんなど、和める作品が並んでいる。