オーンズ2倍以上の入込数 夏期に「ゆり園」


4月11日(木)、スノークルーズオーンズ(春香町357)の吉野晴彦取締役社長ら3名は、小樽市役所(花園2)内記者クラブを訪れ、冬季シーズンの結果と新規事業について報告。
 昨年8月に、株式会社マックアースリゾート北海道(一ノ本達己代表取締役)に事業を継承したスノークルーズオーンズでは、入込数を昨年度より43,146人多い92,210人と大きく超える結果となり、初年度の営業を3月31日に無事終了した。
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 例年にない大雪で最後まで良好な雪のコンディションの確保や無料バス路線を麻生線まで増便、19歳のリフト券を無料にした「雪マジ19キャンペーン」の導入、シーズン券を通常価格6万円から2万円に値下げ、初心者コースの造設やキッズパーク充実など、幅広い客層への利用をねらいとした数々の施策の効果もあった。圧雪車の故障やリフト修理等のアクシデントもあったが、昨年を大きく上回る結果となった。(雪マジ19キャンペーン購入8,779人・シーズン券購入2,005人)
 また、7月13日(土)〜8月25日(日)の期間、夏場の新規事業「オーンズ春香山ゆり園」を開園することを発表。オランダ産のゆり30万株、180万輪のゆりをゲレンデ一面に植栽し、空・海・ゆりの三重奏をテーマに、ゲレンデの景観と花を共に楽しむ事業を展開する。
 ゆりの花だけの花園は、道内初で最大級。ゲレンデから見える石狩湾の眺望と共にゆりを楽しむ家族連れや花好きの年配者まで幅広い客層をねらいとしている。ゆりは、根の力で開花し土を選ばず、スキー場に最適な植物。同社の岐阜のダイナランドスキー場は7年前から、滋賀の箱館山スキー場では4年前からゆり園を開園し、ゆりについてのノウハウも経験済み。春香山の気候と似ているダイナランドスキー場を参考にし、7月下旬から8月上旬が見頃となる予想。
 期間中リフトを運行し、冬場より速度を下げ全長830mを約5分間、上空からもゆりを楽しむ。地上には遊歩道を整備し、全長1,100mを約30分で散策。ゲレンデ一面のゆりを間近で鑑賞できる。開園にあわせ、ゆったりとした時間を楽しめるよう、レストラン、産直所やゆり苗売店を営業。
 また、ホースライディング(引き馬)やウォータースライダーなどや、ファミリー向けにナイターゆり園での星空観察会、フォトコンテスト、モデル撮影会などのイベントを予定。目標来園者数4万人とし、夏の閑散とした春香山を賑やかにしたいという。
 オーンズ春香山ゆり園
  7月13日(土)~8月25日(日)
  平日9:00~17:00、土・日・祝日8:30~17:00
  8月3日(土)~11日(日)ナイター営業
  平日9:00〜22:00、土・日・祝日8:30〜22:00
  入園料:大人(中学生以上)800円・小人(4歳~小学生)300円
  リフト料金:上り 大人(中学生以上)500円・小人(4歳~小学生)300円
        下り 大人(中学生以上)300円・小人(4歳~小学生)100円
  駐車場なし
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