OSS・小樽しりべしネット美術展 300点が会場を飾る!


2013OSS.jpg 小樽しりべしシニアネット(OSS・川内恒子会長)は、5月3日(金)から6日(月)までの4日間、市立小樽美術館(色内1)1階会場を全て貸切り、美術展を開催中。
 同会員67名の絵画、版画、手工芸、パソコン画、加工写真、文芸、写真など多彩な作品300点が並び、熱心に学ぶ姿が作品から感じられると、来場者の目を楽しませている。
 同会は、2003年2月に設立し、今年で10周年を迎えた。現在、40歳代後半から80歳代後半まで(平均年齢72.32歳)の小樽・後志在住の143名(男63名・女80名 )が会員となり、元気に活き活きと学び合い活動している。入会には、パソコンのメールができることが条件で、入会後は、デジカメクラブ、かこう画クラブ、手工芸クラブやパークゴルフクラブ、ボウリングクラブなど12のクラブに参加し、趣味を生かし仲間と楽しみながら切磋琢磨している。クラブ活動のほかに、基礎知識やワード、エクセル、デジカメなどを学ぶパソコン学習会と、OSSサロンを月2回開催し、会員同士の交流、繋がりの輪を広げている。
 年1回開催される美術展は、会員が各クラブ活動で制作した作品や趣味として個人が励んだ作品を展示し、いろいろなジャンルの作品を並べ、見応えのある作品展となっている。
 10周年記念式典で会員33名が羽織を着てよさこいを踊り、その時に使用した手作りの羽織をはじめ、パソコンに取り込んだ写真をスケッチ風に加工した作品の加工画コーナーや、写真に俳句を載せたり、川柳、短歌などの自信作を文芸コーナーに展示している。写真コーナーでは、デジカメクラブ会員とOSS会員の93点を展示。デジカメクラブでは、撮影会と例会の月2回の活動と、年1回、富良野など遠方への旅を楽しみながら撮影会へ出かけている。馬が力強く走る様子や、春の花々、色鮮やかな紅葉、厳しい冬山、祭りを楽しむ笑顔などが並ぶ。

 同クラブ・溝井ユキ前部長は、「例会では写真を披露し、自分の思いに対して意見をもらい、それを参考に次のレベルアップに繋げている。それぞれに好きな撮り方が表れ、人物、風景などこだわりを感じ、また、写真を楽しんでいる様子が分かる」と話した。
 美術展実行委員長の宮尾一美さんは、「何度か委員会を開き、準備してきた。美術展のための作品を意識して目標を持って皆さん続けている」と話した。
 同会場ないに設けられ、毎回多くの人が参加し賑わう実習コーナーを、各日13:00~16:00に開催。3日(金)は、お絵描きクラブ担当のパソコンで絵を描き、4日(土)は、デジカメクラブ担当で、ワインボトルなどのラベルを作る。5日(日)は、手工芸クラブが折紙で小箱を作る。6日(月)は、かこう画クラブ担当が、簡単な合成写真を楽しむコーナーを設けている。
 川内会長は、「みんなの力で作品展を開催している。出展しなくても準備をしたり、会場に足を運ぶだけでも参加していると思う。会の活動を理解し、多くの方々に作品を見ていただきたい」と呼びかけている。
 小樽しりべしシニアネット美術展
 5月3日(金)~6日(月・祝日)10:00~17:00(最終日16:00まで)
 市立小樽美術館1階(小樽市色内1-9-5) 入場無料