無農薬野菜・土曜市場、都通りアーケードで始まる!


hyakusyoclub1.jpg 後志の無農薬・有機農家が集まって開かれる「無農薬野菜土曜市場」が、今年も、5月4日(土)11:00から、昨年の小樽都通り商店街駅前通りアーケード入口から、同アーケード内の桂苑前からオーセント側までに変更し、小樽・余市・赤井川・積丹からの新規就農者でつくるしりべしなんでも百姓クラブメンバーら6件の農家などが出店した。主催は、都通り商店街・無農薬野菜即売会実行委員会(滝下純一代表)。
 同市場は、昨年11月に終了し、5ヶ月間の冬眠を経て再開した。初日となった4日は、事前に1万枚の折込チラシを配布し、ゴールデンウイークと重なったこともあり、多くの市民やリピーター、買い物客が集まった。開店時には、それぞれ目当ての山菜や野菜に人だかりができ、店主も人に埋もれてしまうほどの盛況ぶりとなった。
 今年は雪解けが遅れていたが、アイヌねぎ(行者ニンニク)や、かたくり、コシャク、フキノトウ、こごみなどの山菜が格安で並び、飛ぶように売れていた。
hyakusyoclub2.jpg 余市の松田農園では、早朝に収穫した新鮮な山菜が人気。コシャクはお浸しにするとシャキシャキとした食感が味わえるアクの少ない山菜で、花が咲いたカタクリは、1日目は花瓶に挿し春の花を楽しんだ後に、お浸しにし食べて楽しむと良いと食べ方をアドバイスしてくれた。
 仁木町のプルーンジャムやぶどうジュース、トマトジュース、こだわりのトマトソースも販売していた。雪室で貯蔵したじゃがいもは詰め放題200円。雪の下に保存したにんじんは春に堀り出し100g30円で提供。各店舗で販売の平飼い卵は新鮮で感動する味と評判。
 滝下農園では、子どものおやつに作ったところ美味しくできたシホンケーキを販売。生みたての卵や道産小麦粉を使い添加物は使わず、ひとつひとつを手作りしている。プリンや昔ながらのすっぱい梅干やはちみつも販売。むらかみ農園は、鶏の餌にこだわり、道産や国内産のものを与え卵を収穫。敷地内でアイヌねぎを摘み販売していた。
hyakusyoclub3.jpg 市内の主婦達は、今日の販売を心待ちにしていた様子で、「卵はあっさりしていてシホンケーキに使うと違いが分かり美味しい」と太鼓判を押した。また、20年以上も卵を配達してもらっているという女性は、「飼料にこだわりを持ち、人が食べているものを与えている。安心で安全に食べられる。シホンケーキももっちりして美味しかった」と惚れ込んでいた。
 関係者は、「天候に関わらず、お客さんの反応がとても良く安心した。半年ぶりの開催で、毎年来てくれるお客さんも多い。今年は雪が多く目途が立たない。雪が溶け、土が乾いてから耕す予定。畑の状況は10日以上は遅れている」と話した。同市場は、商品が売り切れ次第終了となる。
 次回は、5月11日(土)11:00から開催し、11月中旬頃まで毎週土曜日に開催される予定。