YOSAKOIソーランパレード 商店街を踊り抜け

 第9回おたる春祭りが、5月23日(木)、雨の中開幕し、最終日の25日(土)、11:30から今年で3回目となる「YOSAKOIソーランパレード・演舞」が、梁川通り商店街に集結し、サンモール一番街まで演舞した。
 小樽商科大学「翔楽舞」150名と「夢鼓道大地21」30名、「ミナオ・ドーレくしろ札幌支部」20名、花園銀座通りから小僧会10名が加わる総勢200名以上が、威勢の良い掛け声や歌声に合わせ、元気な踊りを披露。沿道には、多くの見物客が集まった。
 夢鼓道大地21は、石狩を拠点に活動し1歳の子どもから大人までが参加し、親子での参加も多い。5歳の息子と参加した南保さんは、「子どもが1歳の時から参加。沿道からの応援がとてもうれしい」と笑顔で話した。
 小樽商科大学翔楽舞は、朝8:00に色内埠頭公園に集合し、朝練習をして本番に備えてきた。今回初披露となる同サークルオリジナル「旋風蒼嵐」は、あらしをテーマに、同校3年生渡辺悠太監督が考えた演舞。出発前に渡辺監督は、「1回目より5回目をより良い踊りにしよう。1つになれるよう頑張ろう」と気合いの言葉をかけた。

 商店街のパチンコ店や洋品店では、店先の商品やのぼりを片付け、パレードのために道を開け見守った。3つのチームがそれぞれにオリジナルの迫力ある演舞を商店街で練り踊った。最後尾には大きな旗をアーケードの天上高く靡かせていた。沿道の観客からは大きな拍手が沸いていた。
 札幌在住の緑川拓夢君(16)は、「兄が参加しているので見に来た。格好良かった。迫力があり、都通り商店街で踊っているのが印象的だった」と話した。
 12:00から花園銀座商店街のヴェラス・クオーレ小樽前で、14:00からは堺町通りの六花亭・北菓楼前の広場で演舞が披露され、同祭りに花を添えていた。