桜前線が北上する中、北海道でも登山シーズンを迎え、小樽の山々でも登山を楽しむ季節が巡ってきた。
道央地区勤労者山岳連盟では、連盟に加盟する小樽勤労者山岳会(岩崎道子会長)が主管となり、「2013年度 第22回小樽市民登山教室」を開催。まず、2日間の机上学習を5月30日(木)と6月4日(火)に小樽市総合福祉センター(富岡1)4階研修室を会場に行い、6月9日(日)に塩谷丸山への実習登山を行う。机上学習では同会が講師を務め、実習登山では会員12名が同行する。
現在、同会の会員数は、20〜70代後半(平均50歳代)の50名。登山歴は2、3年の人から30年以上のベテランと様々で、山や自然をこよなく愛するメンバーが集まっている。市民に安全に山を楽む機会を持ってもらおうと、1980年頃から隔年又は毎年、登山に関する教室を開催し、今年で22回目となる。
机上学習では、同会のベテラン登山愛好家3名が得意な分野の講師となり、1日目は、安全な登山のために、歩き方や休み方、山の危険について、登山に適した服装、装備などを学習。2日目は地図についての基礎知識を学習。25,000分の1の地形図の見方や、コンパスの使い方を学び、実習登山へ向けてのミーティングを行う。(写真は昨年の様子・同会提供)
2日間の学習を踏まえ、実習登山では、体力に合わせて、2つのルートを設けている。1つは塩谷駅から629mの塩谷丸山を目指し、2つ目はおこばち山から塩谷丸山を目指す。塩谷丸山は、初心者でも登山可能な家族登山に最適な山で、緩やかな斜面や急な斜面があり、頂上から見渡す景色は素晴らしく1年を通して人気にある山。
1パーティー5名に対して3、4名が同行し、地形図とコンパスを使って山登りを実践する。下山後交流会を設け、質疑応答を行う。登山が初めての人、我流で登っていたが基本からやり直したい人も大歓迎している。
登山歴30年以上の同会・岩崎会長は 、「楽しく山に登り、若い人から年配者まで年代にあった登山ができれば良いと思う。沼を楽しんだりといろいろな歩き方があり、山を楽しむきっかけになればと思う。登りきった達成感がなんとも言えない」と、多くの参加者を呼び掛けている。同時に同会会員を募集している。
2013年度 第22回小樽市民登山教室
机上学習:5月30日(木)・6月4日(火)18:30~20:40 小樽市総合福祉センター
実習登山:6月9日(日)8:00~14:00塩谷丸山登山、14:00~15:00交流会
会費2,000円(含教材費・交通費実費)、定員20名
申込み:0134-54-8018(兼FAX)、080-4507-8018、メール 小樽勤労者山岳会 島口利一
また、6月2日(日)には赤岩遊歩道でのクリーンハイクを開催。参加者は、7:30までに小樽駅前オタモイ方面バス停に集合。6月23日(日)にはおためし登山を開催。ニセコアンヌプリ又は目国内岳ニセコ連峰西山系)を予定。共に主催は道央地区勤労者山岳会で、問合せは同上の島口さんまで。
◎小樽勤労者山岳会HP