海面と空が真っ赤に!小樽忍路湾の夕日

 小樽八区八景に指定されている蘭島・忍路地区。「夕日が映える忍路湾」は、太陽が沈み始めると、海面と空が真っ赤に染まり、神秘的な光景が楽しめる。知る人ぞ知る夕日スポットとなっている。
 夏至前後になると、この期間だけ、忍路湾の岬に挟まれる形で太陽が沈み、、季節限定の夕日スポットとなり、多くの人の注目を集めている。
 6月23日(日)日の入り時刻19:20を目途に、写真愛好家数名が三脚を立てスタンバイ。思い思いの風景を写真に収めようと集まった。
 波もなく穏やか、まずまずの天候。眩しく輝く太陽がゆっくりと沈み、少しずつ眩しさが和らいでいく。湾の水面には、太陽と繋ぐように光の帯が伸びている。エメラルドグリーンの水面が夕日色に染まり、刻々と変化を遂げる様子は神秘的。
 岸壁の先端には、沈んでゆく太陽と向い合い、釣り客が釣り糸をたらし、太陽の光と重なり合うと見事なシルエットが浮かび上がる。様々に変化する空と海の色のグラデーションを楽しみ、時として変形する太陽の形にも注目が集まる。この日は、残念なことに水平線近くに雲が居座り、水平線に沈む太陽を見ることはできず、太陽の変形もなかった。
 7月の初旬には、積丹半島の先端真横に太陽が沈む稀な光景を楽しみしているファンも多い。季節限定の夕日、空の機嫌が良ければ、まだまだ、楽しむことができる。