ロリィタ 80名集結! "小樽kawaiiティーパーティー"

 小樽市内や札幌、遠くは京都や金沢から、おしゃれなロリィタファッションに身を包んだ80名が小樽に集結した。
 小樽で初めての「小樽kawaiiティーパーティー」が、6月29日(土)13:00から、小樽運河プラザ3番庫(色内2)で開かれた。主催は小樽kawaiiティーパーティー実行委員会。
lolitaparty1.jpg 日本発のロリィタファッションとは、少女の可愛らしさや小悪魔的な美しさを表現したファッション。白やピンクを基調としたフリルやレースが使われていたり、ゴシックロリィタでは、ヨーロッパの貴婦人を思わせる装いが特徴。世界共通語の「kawaii」の象徴的な存在で、日本各地や海外でも注目されている。
 12:30の受付時間には、華やかなロリィタさんが、続々と会場に集まった。
 小樽の街並みや歴史的建造物をバックに写真撮影やお茶会、ロリィタファッションショー、抽選会、ベストドレッサー賞の発表などのプログラムで、小樽を訪れたロリィタさん達は、思い思いのファッションを通じて交流を楽しんでいた。
 小樽kawaiiティーパーティー実行委員長の2013年度ミス小樽・菊池夏未さんは、「街並み散策やお茶会などの催しを楽しんでください」、同・齋藤未希さんは、「今日、皆さんにお会いできとても嬉しい。私達も素敵な時間を過ごしたい」と挨拶。
lolitaparty2.jpg その後、一行は市内散策へと出発。ろまん号の臨時運行で、参加者をメルヘン交差点やヴェネツィア美術館へ運んだ。市内カメラマン(フォートハマダ・栗田写真館)が、ホテルヴィブラントオタルやメルヘン交差点などで写真撮影が行なわれた。
 札幌から参加のはづきさんと、まりこさん(18)は、「小樽の街並みとファションが合っている」と散策を楽しみ、小樽在住の白雪さん(21)は、「初めてイベントに参加した。運河の街小樽が、ロリィタの街となり、新しい小樽が見えて嬉しい」と感想を話した。
 14:45までに会場へ戻り、ロリィタファッションブランド5社による「2013秋冬ファンションショー」を開催。人気ブランドとあって興味深々の様子で見入っていた。小樽在住のニットデザイナー伊藤千恵子さんと札幌ロリィタクラブがコラボした北国仕様のハンドメイドのボレロも発表。ベルベビーというベビー用の柔らかい原毛を使用している。伊藤さんは、「ベルベビーの糸は、とても風合いの高い糸で、フリルがどのように出るか何枚も試作し、苦労した」と話した。
lolitaparty3.jpg お茶会では、ル・キャトリエムを経営するパティシエ・漆谷壽昭氏が、ロリィタをイメージしたオリジナル生ケーキ3種とマカロン5種、焼き菓子2種を一口サイズに可愛らしく仕上げて提供した。参加者は、食べやすく可愛らしいデザートを味わい、交流を深めていた。
 その後、ホテルヴィブラントオタルのツイン宿泊券や、小樽水族館ペアチケットなどの賞品が当たる抽選会が開かれた。
 最後に、ベストドレッサー賞が発表され、札幌在住のサチさん(26)が選ばれた。夏のお嬢さんをイメージしたボンネット(帽子)とクラシカルなイメージが、小樽の街とマッチしていたところが選考理由となった。賞品は、ファンションショーで紹介された伊藤さんと札幌ロリィタクラブのコラボ作品のボレロが贈られ、サチさんは、「とてもうれしい」と笑顔で答えていた。