劇団うみねこ公演!盛り沢山の創作劇開幕


0608umineko1.jpg 劇団うみねこ2013公演が、6月8日(土)13:30と18:30の2回、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開かれ、昼の部では、250名が創作劇を楽しんだ。
 今回上演された劇は、劇団代表の吉川勝彦氏が書いた創作劇「風の中のじゅん太~都会編」。同劇団・板山香織さんが演じるお嬢様猫ルナと、同・中村康二さんが演じる街を放浪しているノラ犬じゅん太との出会いと愛情を描いた作品。
 猫や犬を演じた出演者は、劇団員をはじめ、商大演劇戦線、明峰高校、公募した小学生や一般市民、岩内在住の5〜72歳の56名。それぞれのキャストが持ち味を活かした役を演じ、観客はストーリーに吸い込まれていった。
 劇中、小樽明峰高校太鼓部8名の迫力ある演奏や直江博子創作バレエ研究所7名による、ももいろクローバー「行くぜっ!怪盗少女」の曲でのダンス。小林ダンススクール6名による社交ダンスも織り込まれ舞台を飾った。淡いラブストーリーかと思いきや、小樽スポーツチャンバラ協会の協力で迫力ある立ち回りのシーンもあった。また、生ピアノ演奏や、エンディングでは、「黄昏のビギン」を熱唱し、90分間の演劇を締め括った。観客は、盛り沢山の劇を楽しんだ。

 カーテンコールで吉川氏は、「創立50年が経ち、このような内容の劇は初めてだった。協力していただいた各先生、メンバーのお陰で舞台がとても良くなった。今後も頑張って続けていきたい。またの公演を是非見に来ていただきたい」と挨拶した。
 西陵中学1年生の福田稀羅々さんは、「いろいろな役の人が出てきて、悲しい所もあったが、面白かった。戦う所もあった。劇には興味があり、とても楽しめた」と話した。