総合博物館で草刈り シルバー人材センター40名


silvercenter1.jpg 6月11日(火)の休館日を利用して小樽市総合博物館(手宮3)構内と重要文化財旧手宮鉄道施設の擁壁の草刈り作業を、公益社団法人小樽シルバー人材センター(東雲町9)のメンバー40名のボランティアが、9:00から15:00まで刈払い機(草刈り機)を使用して行った。強い日差しの中、汗を流しながらの作業となった。
 同ボランティアは、社会貢献と会員の技術の向上を目的とし、刈払い機を初めて使用するメンバーも参加して行われた。同センター上田郁雄事業担当主任は、「市民の皆さんに日頃お世話になっているので、お礼の意味も込めている。元気な高齢者メンバーの姿を見て、何か出来ることがありましたら、ご連絡ください」と話した。
 同センターは、60歳以上で登録でき、平均年齢70~71歳、現在470人弱が登録している。賞状書きや宛名書き、一般家庭の清掃、草刈り、庭の木の剪定などの外仕事等を行い、働く喜びと社会参加を推進している。市主催の「ポイ捨て防止!街をきれいにし隊」にも参加。積極的にボランティア活動に参加している。
silvercenter2.jpg
 構内では、ここ2、3週間で雑草が一気に伸び、20cmから長いところでは50cm以上にも伸び、生い茂っている。草の生育に勢いが盛んな時期となり、博物館側としても職員だけでは、刈り取りが追い付かないという。
 鉄道車両の間や線路脇、歴史的建造物を囲む草を刈払い機や、手作業で草を取り除き集めていた。
 青木良英館長も草刈り作業に参加し、「館内敷地面積は52,300㎡もあり、芝生や草の生育がこの時期一番盛んな時で、とても助かっている。擁壁の下には、イタドリや雑草が生い茂り、草を取り除くと、市民がより見やすくなる」と感謝していた。
 午前中は構内を行い、午後からは、重要文化財旧手宮鉄道施設のひとつ「擁壁」付近の草刈り作業を15:00まで行なった。