サークルや団体の活動を発表 "おたる女性フェスタ"


 小樽勤労女性センター(花園2)で、市民が日常生活の余暇を有意義に過ごすために、着付けや茶道、華道など日本の伝統文化や太極拳、英会話、コーラスなど様々な趣味や勉学の92団体のサークル活動を開いている。
 その活動の成果を発表し、市民との交流を図る「おたる女性フェスタ」が、6月28日(金)・29日(土)に、同センターで開催された。一昨年に続き2回目となった同フェスタは、新道町会女性部を含む25団体が参加した。 主催は、小樽市勤労女性センター・小樽市生活環境部男女共同参画課。
 2日目の29日(土)は、10:00から15:30まで開かれ、会場には、多くの市民が展示物の販売、サークルの発表を楽しんだ。
 4階軽運動室では、10:30から太極拳が4人揃った演技で披露され、日頃の練習の成果を発揮した。11:00からは、着付けサークルの発表で、簡単に粋にできる帯結びの紹介や浴衣や訪問着などの帯結びも紹介。会場は見学者でいっぱいになった。ミスやミセスの礼装、お色直しも登場し、着物のショーに見入っていた。
 3階講習室では、セーターやベストの手芸教室作品やビーズアクセサリーなどが展示されていた。ビーズサークル、タペストリー、バックのパッチワーク同好会作品、翠の会による生け花13作品が展示会場を囲むように設置。また、5名の会員で月1回開かれている「パーチメントクラフト」も展示。紙のレースのようなもので、専用のペーパーにトレースし、浮き彫りやカット、擦って白くするなどレース状にして、額など入れて飾りものにしていた。

 講師の小澤真紀子さんは、「サークルは生活の励みとなり、皆さん楽しんで参加している。その成果を見ていただきたい。他のサークル作品も楽しみ」と話した。新道町会女性部では、布で巾着や鍋つかみ、ブローチ、ペットボトルから作った飾り物を展示。書道、かな書道、木彫り作品など力作が並んでいた。
 体験コーナーでは、10:00から牛乳パックからびっくり箱を作る「手作りおもちゃを作りましょう」を、子育て支援ワーカーズびすけっと(新谷由美子代表)が開催。親子連れや子ども達が参加していた。
 バナナパウンドケーキ50個はすぐに完売する人気となった。9:00前から準備した焼立てパンを100円で販売。10種類を約250個用意。こちらも、焼きあがってすぐの販売で、瞬く間に売れていった。
 同センター鈴木由館長は、「普段のサークルの発表の場で、力を込めて開催している。初めて来た方との交流の場としても良いと思う。また、これをきっかけに活動に参加し、交流の場を広めてもらいたい。着付けのサークルは、昭和50年の設立当初から38年間続き、長期間に渡り取組んでいる。楽しみながら笑顔で参加している」と話した。