子ども達に本の楽しさを!北海道こども本のつどい

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hontsudoi1.jpg 「こころのふしぎをのぞいてみよう」をテーマに「第36回北海道こどもの本のつどい」が、8月3日(土)・4日(日)、小樽市公会堂(花園5)・市民センター(色内2)を会場に、小樽で初開催されている。
 全道各地の本に関心を持つ者、各日250名が集まり、読み手と書き手と渡し手が子どもの本について広く語り合う。同実行委員会と北海道子どもの本連絡会が主催。
 3日(土)12:45から、小樽市公会堂で、6つの分科会が開かれた。「絵本・児童文学について~教育と子どもの本の不思議な関係」と題した第1分科会には、90名が参加。日本の子どもの本の歴史で、明治から戦前までの歩みには「歪み」という言葉で象徴化され、その「歪み」について、工藤左千夫絵本・児童文学研究センター所長が論じた。
hontsudoi2.jpg 続いて、教師歴40年で元稲穂小学校校長である山川隆氏が、「国語の授業と読書」について語った。「頭に知識をつぎ込むだけが学生生活ではなく、親や教師が味わい深く本を読む力を付けさせる。図書館での子どもの様子から、1分も無駄なく本を読んでいる子は、国語力があり、他の教科も強い。国語は、他の教科の基礎となると感じた」と話し、最初の赴任先の色内小学校での教師の経験を振り返り、教育現場でどのように子ども達の本を扱ってきたかを語った。
 「学校での読み聞かせ実践~みんなでお悩み解決~」と題した第2分科会では、39名が参加。設立5年目の「小樽子どもと本をつなぐ会」が中心となり開かれた。同会中川めぐみ会長から、活動内容が報告され、情報を交換し悩みを解決するために役立つ講座となった。
 初対面同士の交流会となるよう、5枚の名刺を交換し、緊張をほぐした後進められ、後半は、カフェのようにリラックスした中で、少人数で対話し、交代しながら自由に対話する意見交換の場を設けた。
hontsudoi3.jpg 子ども向けの第6分科会では、小学生を対象にした「おはなしの会」や「小樽クイズラリー」「狂言体験教室」の3部構成で開催され、11名が参加した。
 能楽堂の会場を利用して、札幌ざんざ会松澤哲生氏と加藤邦彦氏を講師に狂言を体験した。狂言「蟹山伏」の一場面を講師のお手本について体験。参加者は、普段、なかなか入る事がない能楽堂に白足袋を履き、貴重な体験をした。
 各分科会は、16:30頃に終了し、17:00から能楽鑑賞会が開かれた。
 なお、4日(日)は、市民センターマリンホールに会場を移し、児童文学者の富安陽子氏による「心のふしぎをのぞいてみよう」の講演会を開催。富安氏は東京生まれで、現在大阪在住。25歳でデビューし、1989年に日本児童文学者協会新人賞を受賞している。
 北海道子どもの本連絡会
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