雨模様のあいにくの天候となった8月18日(日)20:00から、高島漁港(高島3)で、お盆恒例の高島漁港納涼花火大会が開催された。
気温30℃を超える蒸し暑い日となったが、花火を楽しみにしている見物客が高島地区に大勢集まり、高島漁港前は花火観覧席となり人で埋まった。夕方から夜にかけて、ステージイベントや露店、神輿など賑わいを見せた。
今年は、1時間ほどかけて約4,000発の花火が打ち上げられ、関係者の話では過去最多。次々と海上から花火が打ち上げられ大輪の花火が夜空を彩った。
同花火大会は1988年に始まり、今年で26回目。7回目から高島地区ゆかりの故人や初盆を迎える故人などの追悼花火が打ち上げられている。今年は、結婚祝い花火もあり、毎年、大漁を祈願して開かれる。
予定時間の20:00には、雨が上がり、はじめに協賛企業等が紹介された後、花火のBGMと共に照明が消され、弁天島上空に次々と花火が打ち上げられ、歓声が上がった。
追悼花火では、暗闇の中、故人を偲ぶアナウンスが漁港に響き渡った。遺族をはじめ、高島地区住民が故人の思い出や感謝の気持ちとともに花火を見守った。高島竜神伝説水中花火、花火競技会参加花火や、シャングリアナイトなどが打ち上げられた。
メイン花火は、弁天島から左右約200mの高島大滝流星花火のナイアガラ。毎年楽しみにしている人も多く、道内一の長さを誇る花火の帯が滝となり水面に反射。赤や緑に色を変え、見物客を魅了した。辺り一面、煙が立ち込め花火の滝は、煙に消されてしまった
フィナーレは、高島漁港大漁祈願大花火1,059発が連続で打ち上げられ、観客からは大きな拍手が沸いた。
花火終了後、再び雨が激しくなったが、ステージからは、ノリの良い曲が流れ、会場で楽しむ人の姿も見られた。会場付近の幹線道路は、車の長い列が続いていたが、昨年よりも渋滞は緩和されていた。
市内では、9月7日(土)19:00から「おたる祝津花火大会」が開催され、約1,500発が打ち上げられる。小樽の花火開会も残すところ後、この1つとなる。花火大会が終わると、市内は一気に秋色を増すことになる。
◎高島漁港納涼大花火大会2012
◎小樽市花火情報
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