奥沢水源地ライトアップ 浮かび上がる"水すだれと取水塔"

 社団法人小樽青年会議所(上野智真理事長)では、小樽の貴重な歴史的遺産に光を当てようと、8月31日(土)16:30から、「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2013」を開催した。
ousawalightup1.jpg 初めてライトアップされる奥沢水源地の階段式溢流路(水すだれ)と取水塔が、照明にくっきりと浮かび上がり、ひと目見ようと大勢の市民が訪れ、これまでにない幻想的な景色を楽しんだ。
 「多くの市民が同水源地に訪れ、その魅力を感じ、楽しむことができる機会を創出し、小樽という魅力あふれる街に住む喜びを改めて感じてもらうこと」を目的としている。
 会場には、同会議所メンバーや近隣町内会の協力を得て、綿あめ、ヨーヨー釣り、カンテラ作りなどの無料ブースや、小樽ビールの屋台が出店。飲み物や食べ物を味わいながら、ライトアップが楽しめるようテーブル付きのテントを設営した。また、同会議所の1年間の活動や未来ビジョンをDVDにまとめ放映した。
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 19:00からのライトアップ前に、普段閉鎖中の橋の安全性を考え、整理券を配布し、30名ずつが橋からのライトアップを楽しめるよう配慮。大勢の人々が列を作って並んでいた。
 水すだれまでの暗い通路には、同会議所手作りのカンテラが通路に沿って置かれていた。カウントダウンで取水塔のライトが点灯し、一足先に同流路の両サイトから6基のライトを点灯した。取水塔は、赤い橋と共に暗闇に浮かびあがり、辺りは幻想的な光景を醸し出した。点灯開始30分で180枚の整理券を配布し、会場周辺は賑わった。ousawalightup2.jpg
 上野理事長は「奥沢水源地を知らない人が多く、小樽の人々が大勢訪れ、これを機会に知ってもらいたい。水源地としての機能はなくなったが、歴史の奥にしまわないよう、ライトアップをきっかけに、新しい光を当て、小樽の良さを知るきっかけとなれば良い。今後、この1年間の活動を提言し、小樽市へ役立ててもらいたい」と話した。
 小樽青年会議所HP
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