三宅悟氏主催の「富岡アトリエ展」が、9月3日(火)から8日(日)まで、古屋ギャラリー(花園4 )で開催中だ。
三宅氏が開く絵画教室の生徒と三宅夫妻を合わせ、6名による30点を展示。油彩・クレパス・水彩・パステル・木炭など、好みの材料を使い、それぞれが描きたい作品に仕上げ出展している。
三宅氏は市内梅ケ枝町に住み、北手宮の風景を作品にしている。今回も優しい色彩が印象的。妻のかほり氏も画家で、様々な材料を使い作品作りに励み7点を出展。木炭を使った絵や木炭の上にクレヨンで描いた作品など、どれも想像で描く世界。かほり氏は「見て描くと写真みたいにつまらない絵になる。好きな材料を使い想像し自由に描く。十五夜を意識して月の絵を出展」と話した。
山田篤子さんは、クレパスを使い、「野の花」や「蔵」をじっくり描き上げた作品。蔵のレンガにしても、葉にしても色彩の豊さが強調され、離れて見ると浮き上がって見える。山田さんは、作品ができるまで、四六時中絵のことだけを考え、朝、目覚めると、気になったところを修正したり描いたり、丹精込めて仕上げている。「皆さんの個性が染まることなく、自由に描かれている」と話す。
櫛引和子さんは、「青いターバンの少女」を模写した作品や2年前に見た峠の秋の風景などを出展。模写にも書き方があり、指導を受け勉強になったという。
絵画に興味のある市民らが同ギャラリーを訪れ「カラフルな感じがした。三宅かほりさんの絵は、モデルがなく想像で描き、凄いと思う」と感心し、また、市内の女性は「心が温まります」と笑顔で話した。
2013富岡アトリエ展 9月3日(火)〜8日(日)10:00〜18:00(最終日17:00)
古屋ギャラリー(花園4) 入場無料