今日でお別れ! 観光船"祝津号・オタモイ号"32年の就航

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 国定公園の小樽オタモイ海岸の絶景を巡り、小樽の観光客に親しまれていた、小樽海上観光船の「祝津号」と「オタモイ号」が、32年間の就抗を終え、10月14日(月・祝)、最後の運航日を迎え引退した。
 16:00から、小樽港第3号埠頭基部観光船乗り場(待合室)で、引退式及び小樽港内周遊乗船会が開かれた。
 最後の運航を記念して周遊乗船会の整理券を、15:00から観光船乗り場待合室で配布。1時間前から列ができる人気となった。
syukustu-otamoi.jpg 同船を所有する株式会社小樽観光振興公社(山田厚代表取締役)では、昭和57年の設立以来、海上観光船事業で32年間に渡り、魅力ある祝津・オタモイ航路を遊覧する観光船を運航し、多くの人々を乗船させ楽しませてきた。
 開業以来75〜80万人が乗船し、多い時では年間3万人が船内からの絶景を楽しんだ。船齢37年(5年落ちの中古で購入)の老船となり、船体もエンジンも老朽化が進み、引退することとなった。2隻に代わる新観光船1隻を、三重県伊勢市の造船所で1億円かけ、来年度に向けて順調に建造中。一回り大きく定員88名となり、バリアフリーを導入した新観光船1隻が、来春にデビューする。
 引退式で、山田代表取締役は「今日までの32年間、祝津とオタモイへ周遊。全国から小樽へ訪れた時には観光船に乗船し、オタモイ方面へ国定公園を眺め楽しんでもらっている。札幌近郊の介護施設、養護学校からの利用もあった。新しい船はバリアフリーとなり、車椅子のまま乗船できるよう造り、車椅子でのお客さんにも充分楽しんでもらえるようにした。今日は、2隻の船の最後に多くの方が乗船し、楽しんでいただきたい。今までご利用いただき感謝している」と挨拶した。
syukustu-otamoi1.jpg 中松市長は「祝津・オタモイ号が今日でお別れとなり、小樽市民はもとより多くの観光客を乗せて、海上からの小樽の景色を楽しませ、頑張ってもらい感謝している。32年間ありがとうございました」と述べた。その後、最後の運航を操縦する2人の船長へ花束が贈呈され、感謝の拍手が沸いた。
 16:15から、同船2隻に100名が乗船し、名残惜しそうに、湾内を40分かけて周遊。小樽観光ガイドクラブのメンバーが船内で案内を行い、小樽港の歴史や船から見える建物、防波堤などの説明を聞きながら遊覧し、観光船の最後を惜しんだ。なお、乗船者に、感謝の意を込めて、来年度就航の新観光船での「小樽~祝津間」の片道乗船券が贈呈された。
 友達3人で乗船した市内60代の女性は、「今日で最後なので、2:00頃から並んで乗船した。子どもが小さい頃、よく連れて乗船したことを思い出し、懐かしく感じた。船内の説明も大変良かった」と最後を惜しんでいた。
 同2隻は、今後、市内の業者に売却される予定。新観光船の名前は、同公社の取締役員会で決定し、12月の議会で報告することにしている。
 小樽観光振興公社HP
 関連記事