絵画歴40年以上のベテラン! 具象絵画"創の会"作品展


sounokai1.jpg 結成10年目の「創(そう)の会」の作品展が、10月29日(火)から11月3日(日)まで、古屋ギャラリー(花園4)で開催中。
 絵を創作するという意味から名づけた「創の会」は、札幌・芦別・小樽・千歳の9名が会員となり、札幌大丸藤井セントラルの7階「スカイホール」を会場に、毎年開催。小樽の絵を愛する人達にも見てもらいたいと、小樽移動展を、同会の会員でもある古屋五男氏が所有する古屋ギャラリーで、2年に1度開催し、5回目の開催となる。
 「小樽の具象愛好家や絵を勉強する絵画教室の生徒にも、この作品展を見て、これからの作品の参考にしてもらいたい」と古屋氏は言う。
 今回は、8名の会員の30点を展示。道展会員が半分を占め、一水会(東京)の会員や、日展の入選者など、40年以上描き続けているベテラン仲間が集結した。作品は、主に具象絵画で、自然をそのままに、自然界の持つ事象を大事にし、そこから作者の個性をアレンジするなど、キャリアを活かし技法を活かした、徹底的に描き込んだ見応えのある作品展となっている。絵画を鑑賞に多くの人々が足を運び、賑わっていた。

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 運河や祝津など小樽市内の風景画を7点、芦別岳や富良野など、道内の名所も描かれている。小樽在住の工藤茂氏の運河の風景は、現在とは違う貴重な光景を絵画に残している。古屋氏は船をテーマにし、雪溶け時期の運河や、沢山の漁船が停泊している岩内港を描いた作品が並んでいる。
 古屋氏は、「それぞれの作者が自然界を追求し、それを活かし表現している具象絵画の良さを楽しんでもらい、テクニックを研究している所も、是非見て感じてもらいたい」と話した。
 具象絵画「創の会」第5回小樽移動展 10月29日(火)~11月3日(日)10:00~17:00
 古屋ギャラリー(花園4)0134-27-1036