共同保育所ポッポの家(奥沢1・清水智佳子園長)では、2014(平成26)年3月末をもって閉所し、42年の歴史に幕を下ろす。閉所にあたり、一番古い部分で約80年以上の園舎のため、安全性などの面からも処分をすることにした。立地条件や3月末まで園児が通園するなど、売却の目処が立たないまま解体費用を捻出することとなり、寄付を呼びかけている。
ポッポの家閉所実行委員会(玉井ゆかり実行委員長)を立ち上げ、今年6月に保育所OBや支援者へ120通の手紙を出し、100万円の募金が集まった。解体費用や閉所後残務整理の職員への給与など、まだ60万円が不足しているという。
ポッポの家は、子育てをしながら働きたいとの声に、1971(昭和46)年小樽で初めて、産休明け保育を市内緑町で開所した。当初は、3歳未満を対象としていたが、1988(昭和63)年11月に現在の場所・奥沢に移転し、就学前までの保育を行い、多くの子ども達が入所していた。特色のある保育を心がけ、無農薬野菜を使い手作りの給食や、元気に外で遊び丈夫な体を作ることを目標とした。
近年、延長保育を21:00まで行い、緊急一時保育、広域保育など、認可保育所では対応が難しい保育ニーズに応えた無認可共同保育所と注目された。小樽市の人口減少に伴い、入所児が減少、年に2名から3名の新規入所児が続いた。20年前には30名の園児が通い、ここ4、5年で減少し現在は13名と、市内在住児15名を維持しなければ小樽市補助対象とはならないことなどから、閉所の苦渋の決断を下した。問合せTEL&FAX0134-33-0918
寄付の方法は以下の通り
*現金書留で郵送
〒047-0013 小樽市奥沢1-1-14
ポッポの家閉所実行委員会
*郵便局から振込み
口座記号:027901
口座番号:46980
加入者名:ポッポの家閉所実行委員会
◎ポッポの家HP
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