幼稚園児がケーキ作り挑戦!ちびっこパティシエアカデミー


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 11月11日から始まった「小樽ゆき物語」イベントのひとつ「ちびっこパティシエアカデミー」を、運河プラザ(色内2)3番庫を会場に、11月13日(水)10:00から開催した。ロース幼稚園(富岡1)年長組22名が招待され参加した。主催は小樽観光協会。
 昨年開催の「小樽ロングクリスマス」で人気のケーキ教室を、今年度は、子どもを主役に楽しんでもらおうと企画して開かれた。
 会場では、エアーダイブ社(札幌中央区・田中宏明代表)出版の絵本「サンタクロース島のサンタクロース」シリーズの中に登場するサンタバスを模した、ル・キャトリエム(色内2・漆谷壽昭代表)製作のケーキを展示。同イベントオープニングセレモニーにも登場した絵本「サンタクロース島のサンタクロース」の「サンタさん」も駆けつけ、クリスマスムードが高まる会場で、子ども達は目を輝かせていた。
1113kidspatissier2.jpg 同ケーキは、ル・キャトリエムのパティシエが2週間前から製作に取り掛かり、アイシング(砂糖と卵白を混ぜたもの)で形を作り、マジパンでサンタやトナカイ・ブタなどを絵本とそっくりに仕上げ、当日会場で組み立て完成した。
 子ども達は、5つの班に分かれ、三角巾とエプロンをつけ準備万端。限られた時間のため、あらかじめロールケーキが用意され、子ども達に見せながら、表面にクリームをぬり、各班に分けた。ここからが子ども達の出番で、いちごやブルーベリー、ラズベリー、マカロンを思い思いにトッピング。のびのびと作業を行い、綺麗にデコレーションされたケーキが完成した。
 それを、パティシエが綺麗に切り分け、全員で「いただきます」と元気に挨拶をして、自分達で作ったケーキを味わった。みんな笑顔でケーキを頬張り、中には、「おかわり!」と言う声も聞こえ、完食していた。
 同園・奥名杏莉ちゃんは「ケーキ作りが楽しかった。クリームが美味しかった」と笑顔で話した。

 漆谷代表は「絵本を題材にしたケーキと依頼を受け製作した。前回までは、母親達の参加が多く、今回は子ども達を主体に、限られた時間の中で、みんなで仲良く飾りつけ、作る楽しさを体験したと思う。店で出す素材で作り、子ども達も楽しい時間を過ごせたと思う」と話した。
 エアーダイブ社からロース幼稚園へ、10冊の絵本がプレゼントされた。同社は、札幌中央区に会社を構え今年で9年目となる、企画・編集・製作・出版会社。2009年から絵本「サンタクロース島のサンタクロース」をシリーズで3巻発刊している。優しいサンタをモチーフにした心温まる話。11月・12月のクリスマス絵本ランキングにも上位を占め、大阪、名古屋でも人気の絵本となり増刷している。
 同社・三守小百合コーディネーターは、「絵本に登場するサンタの世界感を小樽に広めようと『小樽ゆき物語』に参加した。絵本の世界からやってきた『サンタさん』は、昨年の運河に浮かぶ、いのり星®を天の川と間違え、それから小樽が好きになって遊びに来るようになったんです」と話した。今後、同プラザで開催の「サンタ市」や「いのり星®」放流時などには、「サンタさん」が駆けつける予定となっている。
 今後の「ちびっこパティシエアカデミー」は、11月20日(水)グランドパーク小樽(築港11)、24日(日)ルタオ本店(堺町7)、28日(木)あまとう本店(稲穂2)、12月1日(日)銀の鐘1号館(入船1)で開催を予定している。
 申込み・問合せ 小樽観光協会(0134-33-2510)