三つ葉やほうれん草が高値!年末食品試買調査


kakakutyousa1.jpg 小樽市消費者協会(星功会長)では、12月27日(金)10:00から、消防庁舎(花園2)6階会議室で、同協会調査部が中心となり、会員10名が、当日、市内の市場・スーパー10店舗から9品目を試買調査し、肉類や卵は店舗内で見取り調査を行った。
 事前調査を11月28日に行い、ここ1ヶ月の価格の変動や昨年の同時期の価格を比較した。
 同調査は、1968年の同会発足当時から行われ、今年で46回目となる。おせち料理の材料への便乗値上げがないか、毎年の年末の商品価格が、家庭に与える影響などを調べるために行われている。継続して行われているため比較ができ、消費者へ物価を知らせる手伝いとなり、調査結果をグラフにし価格の推移が分かる。
kakakutyousa2.jpg 当日に、調査委員が各店舗で、長ねぎ、ほうれん草、大根、三つ葉、竹の子水煮 (中国産)、里芋、ごぼう、人参、みかんを買い求め会場へ持参。包装を外し袋に入れ、統一して計量。単価内容量表示や産地、価格動向について調査した。
 鶏もも肉、豚肩ロース肉、たまごは、各店舗で商品を見て、単価表示、産地、価格動向を調査している。
 昨年高値だった長ねぎは、約半分の価格に下がり、全体的にみて、葉物(ほうれん草・三つ葉)が高い。三つ葉は、昨年とほぼ同じ価格ではあるが、先月より2倍に値上がり、毎年の傾向。ほうれん草は、11月の調査で、葉が小さく量が少なめで価格も高く、今月に入り少し落ち着く。産地での台風の影響が考えられる。人参、ごぼう、里芋などの根菜類に変化はない。
kakakutyousa3.jpg 竹の子の水煮は、昨年までは中国産が多かったが、今年は、国産ものが多く出回っている。200g200円。みかんは値上がり高め。
 調査結果として、「便乗値上げとははっきり言えないが、全体的に値上がり傾向。例年通り、三つ葉やみかんは、12月になると高くなっている」と協会関係者は話す。
 調査員のひとりは、「先月にも調査し、全体的にみて、量が少なく値段も高く、例年より高い傾向と感じた。三つ葉は、値段を昨年並みにしているが、束ね方(量)が少ない。みかんは、ここ数年高いイメージ。M玉が高く、個数を少なくして販売している」と話した。
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