道内の地産品を直売!手作りマーケットも開催


1222santyokuichi1.jpg 今年最後となる「生産者直売市」が、12月21日(土)から23日(月・祝)の3日間、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーを会場に開かれた。札幌・厚岸・古平・小樽から、40店舗以上が出店。各店自慢の商品を並べ、消費者との対面販売を行った。
 道内の地産品や逸品、手に入りにくい地方の産品を知ってもらおうと開催し、生産者から直接説明を聞きながら、商品を求められることも人気となっている。活ガキ、アサリ、たらこなどの海産物や、米粉シフォンケーキ、団子、ワッフルなどのスイーツ、米などの農産物が店頭に並んでいた。
 2日目の22日(日)は10:00に開店し、休日とあって多くの買い物客が訪れていた。
 被災地支援活動を行う「YaReRuKoTo実行委員会」では本日のみ参加。宮城県東松島市の仮設住宅「ひまわり集会所」で手作りしたストラップや髪飾り、小物入れを販売した。支援物資で使われなかったものをリメイクして、作品作りに生きがいを見つけ、作る喜びや意欲に繋がった。また、帯広から手編みの作品を支援物資として送っている森さんの手編みのマフラーなども販売し、物資を送る時の送料に役立てたいとしている。
tezukurifes1.jpg 初出店の小樽桜にある「ちょこっとカフェ」では、当店人気のワッフルを5個セットで500円と、パヌッツオサンド(生ハム・ベーコンエッグ)を販売した。
 小樽のゆるキャラ運がっぱグッズを販売する「小樽紙匠堂」も初出店。運がっぱのストラップやぬいぐるみ、カップなどを並べていた。
 また、店頭で元気に商品の宣伝をする、中川郡本別町の「元気村農園」の笠原しづ子さんは、同直売市に2度目の出店。牧場で飼育しているダチョウの背脂からとった万能オイルは、ニキビや口内炎などに効き、一度使った人からのリピーターも多い。備長炭と竹炭で濾過したオイルでハーブ(ミント)を配合している。自然栽培したエゴマ(シソ科)やペポカボチャを原料に、ドレッシングや佃煮など無添加オリジナル商品を販売している。烏骨鶏丸ごと健康濃縮エキスやカシスのヨーグルトソースなどこだわりの商品が並んでいた。生産者の笠原さん自ら、各地の直売所へ出向き対面販売を行っている。
tezukurifes2.jpg 作家が集結した「手作りマーケット」も同時に開催。今年4月に始め、新しい作家も常時加わり、20店舗が毎回参加。小樽の作家は全体の3分の1を占め、札幌、千歳などの作家も手作り品を展示販売している。
 同マーケット代表で「手作り工房楓」の尾引保彦氏は、「出店者も自然と集まり良い雰囲気で、和気あいあいとしている。お客さんは、作家と対面し、次回への作品の注文や提案があれば、オーダーしてもらい、次回に繋げられるようになると、毎回出店者も増えるのではと思う」と話した。
 会場には、来年の干支の午の飾り物や、マフラー、帽子など季節に合わせた作品をはじめ、アクセサリーなども出展していた。
 札幌を拠点に活動する「FONS(ホンス)」では、レース編みを中心に作品を出展。雪だるまや鏡餅をレースで編んでいる。店名は、ラテン語で泉を意味し、アイディアが泉のように湧き出るようにとつけたそうだ。レースの襟やマフラー、心が温まる作品に来場者が見入っていた。
 岩内在住の40代女性は「いろいろな地域のお店へ行かなくても、ここへ来ると手に入る。以前、じゃこを買ったことがあり、今回は、旅行で行った京都で気になっていた、”焼き栗”を買ってみた」と話した。
 12月23日(月・祝)も同じ会場で10:00から17:00まで開かれる。
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