志村和雄元小樽市長の遺族 小樽市へ寄附


shimuramayer.jpg 元小樽市長の志村和雄氏が、1月5日(日)に満93歳で亡くなった。その遺族が志村氏の意思を受け継ぎ、1月10日(金)、妻の志村昭子さん(86)と長男の志村英明さんから、市立病院新築資金基金へ100万円の寄附があった。
 志村元市長は、小樽水産高校の教諭を経て、昭和26年12月に小樽市へ入庁。昭和42年5月には、小樽市助役に就任。新日本海フェリー就航、小樽駅前再開発事業等に尽力した。昭和50年4月から小樽市長に就任し、昭和62年4月まで3期を務めた。昭和58年には、「小樽市歴史的建造物及び景観地区保全条例」を制定し、昭和61年には運河論争を経て、道道小樽臨港線 (運河部分)が完成。スキーやラグビーを楽しみ、からまつ公園ラグビー・サッカー場を完成させた。葬儀では、ゆかりのある人々が多数参列し、最後を見送った。
 寄附贈呈式を、15:00から、市役所(花園2)本館2階市長室で行い、英明さんから中松市長へ手渡された。その後、並木病院局長や繋がりのあった市職員らと和やかに歓談し、生前の志村元市長を偲んだ。
 英明さんは、「母も病弱のため、小樽病院の世話になっている。老人の比率が高くなり、老人医療の大切さを感じた。故人の意志を受け継ぎ、寄附をした。父は、小樽病院が開院したら、最初に入院したいと言っていた」と話した。