祝成人1,069人 市民会館で式典

 小樽市では、成人の日より1日早い1月12日(日)14:30から、小樽市民会館(花園5)で、成人式が開かれ、振袖や真新しスーツ姿の新成人約950人が出席し、社会人としての決意を新たにした。
 平成5年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた小樽市民の該当者は、1,069人(男555人・女514人)。昨年度は、1,155人(男570人・女585人)で、昨年より86人少ない。
seijinshiki2.jpg 会場となった小樽市民会館周辺は、タクシーや見送りの車で混み合い、ぞくぞくと新成人が集まった。
 14:30の式典に先立ち、14:00から「恩師からのビデオメッセージ」が上映され、懐かしい中学校の恩師がスクリーンに登場すると、会場から歓声が沸き起こった。恩師の心温まる言葉に耳を傾けていた。
 中松義治市長は、新成人を前に「本日の成人式で気持ちを新たにし、これからは自分なりの道を真剣に考えると思うが、この日を機に、歩んだ20年間を感謝の思いで振り返ってもらいたい。どんな人間になりたいのかを思い巡らせ、持っている夢や希望、素直な気持ちを大切にし、真っ直ぐにその道を歩んでほしい。強い気持ちを持ち、たくましく前進してほしい」と式辞を述べた。

 続いて、小樽市議会・横田久俊議長が「若い皆さんには、何者にも代え難い、尊い未来がある。自らの人生を切り開いていくという強い意志と広い視野を持って、自らの夢を実現に向け努力を重ねてほしい。皆さんのふるさと小樽の未来をしっかりと担ってくれることを期待する」と祝辞を述べた。
 成人を代表して、小樽歯科衛生士専門学校・小林有莉沙さんと宮尾結貴さんは、「私達ひとりひとりが、日本を支える社会の一員として自覚し、明るい未来へ向けて家族や友人など周りの人々を大切にし、笑顔の絶えない社会を築いていきたい。生まれ育ったふるさと小樽を愛し、本日この時から自立に向け、一層の自己研鑽に励み、心豊かな成人として次代を担うことを誓う」と述べた。seijinshiki1.jpg
 小樽市成人式運営委員の司会による豪華景品が当たる抽選会が行われ、会場を沸かせた。同委員会が製作したスライドショーが上映され、式典は終了した。
 今回初の試みとして、式典会場でプロカメラマンによる、新成人の希望者のみの集合写真を撮影した。後日、市のホームページやFacebookで掲載する予定。
 新成人は、久しぶりに再会した友人らと近況を語り合い懐かしみ、晴れ着姿を写真に収めていた。祝賀行事として、裏千家淡交会小樽支部の恒例のお茶席が設けられ、お茶を味わったり、記念写真コーナーでは、友人同士でポーズを決めるなど、それぞれに式を楽しんでいた。
 新成人の三浦早貴さんは「実感がありませんが、今までの親の気持ちに感謝し、これからは親孝行したい」と気持ちを新たにしていた。