宝酒造が土地約5,200㎡ 小樽市へ寄附


takarasyuzo.jpg 宝酒造株式会社(京都市伏見区・柿本敏男代表取締役)は、小樽市色内の同社所有の土地を、同市へ寄附した。これを受けて、1月15日(水)13:30から、市役所(花園2)本館2階市長室で、同市表彰規則により表彰が行われた。
 同社から執行役員である鷲野稔総務部長が出席して行われ、中松市長へ目録が手渡され、市から表彰状が贈られた。
 同社は、1987(昭和62)年から市内色内3丁目(色内埠頭先端)に、九州の島原や千葉県の松戸などで作った焼酎の素となる醸造アルコールをタンクで貯蔵していた。
 20年近く使用していたが、平成15年に札幌工場が閉鎖し、それ以来使用していなかった。他の使い道がなく、タンクや建物が老朽化し、安全管理上の問題もあり、立地条件等を考え、市で活用してもらおうと、2013(平成25)年12月16日に寄附をした。
 寄附された土地は、小樽市色内3丁目5,235.01㎡で、金額にして約1億200万円。
 中松市長は、「運河マラソンのスタート地点がその土地であり、もっと参加者が増えるのでは」と話し、鷲野総務部長は「土地を利用してもらいたい」と話した。その後、小樽の歴史や雪、焼酎の話など和やかに歓談が続いた。
 産業港湾部は「今後、港湾の施設用地として、貨物を置いたり、他の需要にも対応していきたいと」話した。