迫力ある文化祭壁画等を展示!中学校アートフェスタ


2014artfest.jpg 第15回小樽市中学校アートフェスタが、2月5日(水)から、市立小樽美術館(色内1)市民・多目的ギャラリーで始まった。主催は、小樽市教育研究会、美術部会。
 同フェスタは、市内の北山・西陵・菁園・松ヶ枝・潮見台・桜・望洋台・朝里・銭函の9つの中学校が参加。文化祭壁画や美術部員の作品を展示。
 共同制作の大型壁画10点と立体から平面までの個人作品74点を展示。幅約4m・縦約3mの大きな壁画も展示され、来場者は足を止めて見入っていた。各学校ごとに作品を展示し、それぞれの学校の美術部員の作品や文化祭でのテーマを表現した作品を楽しむことができる。
 望洋台中学校では、給食の牛乳パックをリサイクルした作品で、色紙を貼った紙パックをピラミット形に組み立て、中にライトを灯した大きなオブジェを出展している。
 銭函中学校では、全体制作「恐竜のトリックアート」を出展。大きな壁画でティラノサウルスが飛び出すように工夫し、影をつけるなど、美術部員21名全員が関わった力作。
 同校美術部顧問の寺岡真理子教諭は、「題材は、生徒が作りたい物に取り組んでいる。各学校で生徒の人数に違いがあるが、少人数でも大きな作品を制作している。イラストや漫画系や芸術系など、自分の好きな絵が描けるようにと目標を持って取り組んでいる。同部では、アートフェスタのために制作した初出展作品。生徒も会場に来て、他校の作品から刺激を受けている。美術部員にとっても、一般来場者にとっても楽しでもらうアートフェスタとなる。雪あかりのイベントと重なり、ぜひ足を運んでもらいたい」と話した。

 桜町中学校の壁画は、ペガサスに乗った少女の四季の時間の移り変わりと美しい花々を描いた作品。
 松ヶ枝中学校は、「林修先生 12連発」と題し、アメリカの画家で版画家・芸術家でポップアートの旗手「アンディー・ウォーホール」作品風に描き、カラフルな色使いと独特のタッチで、12枚ともそれぞれに違って面白い。
 また、北山中学校では、文化祭に展示するために全校制作物係が制作した壁画を出展。牛乳パックを使って和紙を作り、染めて貼り絵にした。発泡スチロールを使用し、立体的に仕上げ、2週間かけて制作した。山や花の風景に丹頂を入れ、北海道の自然を表現している。
 どの作品からも、力を合わせて取り組んだ様子を感じ取ることができる。
 第15回小樽市中学校アートフェスタ 2月5日(水)〜9日(日)10:00〜17:00(最終日〜15:30)
 市立小樽美術館(色内1-9-5)市民・多目的ギャラリー