段ボールのティラノサウルス出現! 博物館


tyrannosaurus1.jpg 小樽市総合博物館(手宮1・青木良英館長)1階のエントランスホールに、段ボールで作ったティラノサウルスの骨格がお目見得した。
 制作したのは、余市町立旭中学校(余市町大川16丁目)の2年生・20名。昨年10月5日(土)・6日(日)開催の学校祭に合わせて制作したもので、同校2階のホールに展示し注目を集めた。もっと多くの人に見てもらおうと、余市宇宙記念館(余市町黒川町6)に続き、同館では3箇所目の展示となる。
 展示前日の5日(水)16:50に、同校教諭3名と生徒4名が組立作業を行い、運搬から組立まで を約30分で完成させた。
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 展示のティラノサウルスは全長6mで、段ボールのパーツを80個使用。体長では実物の約1/2、体積では約1/8となる。恐竜の回りには、段ボール素材のヤシの木や首長竜も並び、ジャングルの雰囲気を作り出している。
 骨格のパーツとなった段ボールは、生徒達が近隣商店や自宅から集めた約80箱を再利用している。恐竜の骨格キットや本を手本にパーツを作り、体を支えるために、段ボールのパーツに発泡スチロールを挟み、足の骨格部分を補強した。足元を固定するために水を入れたペットボトルを置き、全体を2本の支柱で支えている。1週間ほどで完成させたという。
tyrannosaurus3.jpg 担当の池田享教諭は、「プラモデルと一緒でパーツを作るのが大変だったが、子ども達の力で制作した。段ボールだけでは、土台となる下半身が弱く補強した」と話し、学年企画担当の佐藤優真君は「段ボールのパーツを補強するところが大変だった。みんなで協力して作った作品が、小樽の博物館に展示されて嬉しい」と話した。
 段ボールで作った恐竜ティラノサウルスの骨格展示
 2月6日(木)〜3月2日(日)9:30〜17:00
 小樽市総合博物館(手宮1)1階エントランスホール(無料エリア)
 問合せ:0134-33-2523