小樽スキー連盟(青山勝会長)では、創立100周年を記念して、2月23日(日)に、ミニコンバインド(複合)体験競技大会を開催した。青少年へのノルディックスキー競技の普及啓発を目的とし、小樽での開催は初めて。
上川ジャンプ少年団、札幌ジャンプ少年団、三角山キッズ、さっぽろAMスポーツクラブ、小樽ジャンプ少年団、余市ジャンプ少年団の小学1年生から中学生まで36人の選手が出場し、熱戦が繰り広げられた。
体験型のミニコンバインド大会で、ジャンプの飛距離とクロスカントリースキーのタイムで総合順位を決定した。
同連盟六条祐二副会長は、「体験を兼ねて、ジャンプだけではなく、クリスカントリーも経験してもらいたい。オリンピックの影響もあり、思っていたより参加者が集まった。これをきっかけに、子ども達が、クロスカントリーやジャンプを好きになり、興味を持ち、選手を育てていきたい。今では、当時の4分の1の選手に減少している」と話した。
9:00から小樽市潮見台記念シャンツェ(潮見台2)で、飛躍競技から始まった。選手は、スモールヒル(K点:35m)、ミニヒル(K点:10m)をどちらかを選択し、試技1回と本番1回を飛び飛距離を競った。
その後、会場を小樽市からまつ運動公園(最上2)へ移し、12:30から距離競技が行われた。飛躍競技の得点を換算し、時間差でスタート。小学1・2年は800m、小学3・4年は1km、小学5・6年は2km、中学生は3kmを走りタイムを競った。
距離競技終盤には雪が降り始め、選手達は、懸命にゴールを目指しスキーを走らせた。少年団コーチからは激励が飛び交い、観客からも声援が贈られていた。
札幌ジャンプ少年団入団3年目の小学4年生・千葉大樹君は、「3位となり残念だ。1位を狙っていた」と悔しそうに話し、母親は、「テレビでオリンピックを見て、複合の渡部選手の影響が大きく、真面目に取り組んでいた。今後もがんばってもらいたい」と話した。
13:45から、スキーハウス2階で表彰式が行われ、上位入賞者には、賞状やトロフィー、賞品が贈られ、大きな拍手に包まれた。
同時に、おたる自然の村公社と小樽スキー連盟が主催する、「第5回歩くスキーと雪あそびの集い」が、小樽市からまつ公園運動場で開かれた。昨年は、悪天候のため一時中止となり延期での開催だったが、今年は穏やかな好天に恵まれ、多くの家族連れが訪れていた。
10日前から準備が進められ、歩くスキーやスノーシュー体験会、チューブ滑りやかまくらなど、雪ならではの遊びコーナーがあり、子どもから大人まで楽しんでいた。
10:00から正午まで、スノーモービル体験も行われ、列を作って並び、雪上でのスピードを体感した。2台のスノーモービルが、同公園内の約1kmのコースを、子ども達を乗せて何度も往復していた。また、高く積まれた雪山からは、ゴムチューブを使い、雪の斜面を勢い良く滑り降りた。スリルとスピードに、子ども達の歓声が響いていた。さらに、歩くスキー体験も人気となり、親子で会場をゆっくりと景色を楽しみながら、スキーを滑らせ、心地よい汗をかいていた。
市内在住の松本佳槻君(6)は、「スノーモービルに乗って楽しかった」と話し、父親は、「今年で2回目の参加。子どもが楽しんでいるので、とても良い企画だと思う」と話した。
小樽ジャンプ少年団では、現在9名の団員が在籍し、さらに団員を募集中。練習日には、初心者用の3m級ジャンプ台も用意して希望者の参加を待っている。練習は、水・木曜日17:00~19:00、土・日曜日9:00~15:00。問合せ:090-2692-8991 石川稔
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